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非制限用法って何?(第24章 関係詞3・第14講)

■彼には息子が3人いる。そして、その3人は医者をやっている。
He has three sons, who are doctors.
■彼には医者をやっている息子が3人いる。
He has three sons who are doctors.
関係詞の直前にコンマ(,)があり、文が一度そこで区切れる場合を「継続用法」とか「非制限用法」、場合によっては「非限定用法」なんて呼んでいます。逆に今まで勉強してきた様な、関係詞の直前にコンマがなく、文が区切れてはいない場合を「限定用法」とか「制限用法」と呼んでいます。呼び方はどうでも良いのですが、コンマがあれば文がそこで一度区切れることを覚えておいてください。それだけで全部分かるはずです。
文が関係詞の直前で区切れるか、区切れないかで、意味が全然違うのが分かりますか?上の例文ではHe has three sonsで文が区切れているので、「彼には息子が3人いる」と言い切っているわけですから、彼には全部で息子が3人しかいないのが分かります。でも、下の例文では医者をやっているのは3人ですが、それ以外にも息子がいる可能性が残ります。
非制限用法の関係詞を訳出するには、ちょっとしたコツが必要です。次の3つを比べてみてください。
■彼には息子が3人いる。そして、その3人は医者をやっている。
He has three sons, who are doctors.
=He has three sons, and they are doctors.
■彼には3人息子がいたが、しかし戦争で3人とも死んでしまった。
He had three sons, who all died in war.
=He had three sons, but they all died in war.
■ミルクは窓際においていたので腐ってしまった。
The milk, which was near the window, went bad.
=The milk went bad, because it was near the window.
関係代名詞が接続詞+代名詞に書き換えられているのが分かりますね。と言うことは、非制限用法の関係詞を訳出するときは、「①そして」、「②しかし」、「③なぜなら」でつなげてやり、代名詞を補って訳出すれば良いわけです。関係詞の前にコンマがあったら、このことを思い出して下さいね。ちなみに、関係副詞で非制限用法があるのはwhenとwhereだけです。

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