<問題> 1993年度・京都大学 あなたがどこかの場所を訪れるとすると、当然のことながら土地が主人公となる。ガイドに案内されようと、ガイドブックを持って歩こうと同じことなのだ。まず、どこへ行こうかとプランを立てるそもそも […]
開講科目
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メタ情報
<問題> 1993年度・京都大学 あなたがどこかの場所を訪れるとすると、当然のことながら土地が主人公となる。ガイドに案内されようと、ガイドブックを持って歩こうと同じことなのだ。まず、どこへ行こうかとプランを立てるそもそも […]
<問題> 1997年度・京都大学 パリの空港で、トランクに腰掛けた一人の男が、ぼんやりと頬づえをついていた。私が「どうなさいましたか、どこかお加減でも悪いんですか」と聞くと、「いや、いま遠くから着いたところなんですけどね […]
<問題> 1998年度・京都大学 野球は、アメリカの国民的スポーツの1つである。多くのアメリカ人は、子供の頃、近所の野原で野球をして大きくなる。泥まみれになり、隣の誰それさんは自分より上手になったとか、ならないとか言いな […]
<問題> 1998年度・京都大学 「受賞おめでとうございます。どうして映画監督になりたいと思ったのか、少しお聞かせいただきますか。」 「そうですね。ちょっと答えづらいのですが、7歳の時にキャメラを買ってもらって、それがき […]
<問題> 1999年度・京都大学 早起きは苦手という人が多いようだ。私も夜ふかしは平気だが、早起きはとてもつらい。ただ、所用で早く起きる日は気分が一新する。ほほを打つ朝の大気は優しく快い。一日がことさら長く、充実した時間 […]
<問題> 1999年度・京都大学 外国に住んでみると、「人間、みな同じ」との感想を持つ。イギリス人と付き合ってみても確かにそう思えてくる。彼らが悲しみや喜びに反応する様や、相手の立場を考える点は、いかにも日本人に似ている […]
<問題> 2000年度・京都大学 あるとき私は幼児期を過ごした町を通る機会に恵まれた。記憶の中の光景をたぐりよせながら、なんとかそれらしい場所まで来たが、自信がない。周囲の町並みは完全に変わってしまっていた。そこに建って […]
<問題> 2001年度・京都大学 子供は好奇心のかたまりだ。それが、多くの動物の場合、成熟すると幼いときほどには好奇心を示さなくなるらしい。ところが、人間は年をとっても、様々なことに対する興味を持ち続けることができる。し […]
<問題> 2002年度・京都大学 昔は同じ町内に怖い大人が必ずいて、子どもが人として恥ずかしいことをすると、いつも本気になって説教してくれたものである。そこには、子どもを地域社会全体で育てるのだという強い意識が存在してい […]
<問題> 2003年度・京都大学 ヨーロッパでは、夏ともなると人々は大挙して南の方に旅行にでかける。多忙をきわめる一国の首相も何とかやりくりして長期の休暇を取るし、かき入れ時の観光地のレストランやホテルでさえ、経営者や従 […]