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【講義ノート164】「結果か程度か?」

■彼は運転免許を取るには若すぎる。
He is too young to get a driver’s license.
=He is so young that he cannot get a driver’s license.
「否定語を使わない否定表現」ということですが、「免許を取得するには若すぎる」を「若すぎて免許を取得できない」と読み替えているだけで、別に大したことはありません。それよりも、so~thatに書き換えた時の訳出に注意してください。このthatは「程度」でも「結果」でも訳出が可能でしたね。こんな具合です。
彼はとても若いので(その結果)免許証を取得できない。(
運転免許証を取得できないくらい(その程度・そのくらい)彼は若い。(
じゃあ、次の例文はどうでしょうか。
■彼は運転免許を取るのに若すぎると言うことはない(十分な年齢だ)。
He is not too young to get a driver’s license.
=He is not so young that he cannot get a driver’s license.
「否定語を使わない否定表現」に、否定語がひっついたので、「否定語を使わない否定表現」という分類に全く意味がなくなりましたね!ま、そんなことはどうでもよいのですが、so~thatの訳語に注目してください。
彼はとても若くはないので(その結果)運転免許証を取得できない。??(×)
運転免許を取得できないくらい(その程度・そのくらい)彼が若いと言うことはない。(
ね!中学以来お馴染みの「とても~なので(その結果)・・・」では上手くいかないでしょ!ということは、tooやsoの前にnotがついたら、「程度」でしか訳せないわけです。これは当然のことで、soの原義は「そのくらい」とか「その程度」で、どの程度かを具体的に説明しているのがthat以下だからです。じゃあ、類題です。次の英文を和訳してみてください。
I am not too busy to go to a movie once in a while.
=I am not so busy that I can’t go to a movie once in a while.
→僕はたまに映画を見に行けない程忙しくはない。
【第33章 否定(2)】例文=297

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