共通テスト英語問4は、同じテーマに対して2人のブロガーが各々の視点から別の主張を展開しています。そして、設問1が一方のブロガーの主張、設問2がもう一方の主張、設問3が両者に共通する主張、設問4と5が2人が主張する最善の方法を具体的に実行した場合の「あなた」のたどり着く結論を尋ねていましたね。
ここがポイントなのですが、設問1~3は2人の抽象的主張を尋ねているのですから、本文に出てくる「抽象的主張文」が選択肢の正誤を判別するための根拠文になりましたね。
ですから、「逆接」のディスコース・マーカbutが有効でした。
For example, when they studied for a test, they would use a workbook like the example below and repeatedly say the terms that go in the blanks: “Obsidian is igneous, dark, and glassy. Obsidian is igneous, dark and glassy… ” These students would feel as if they had learned the information, but would quickly forget it and get low scores on the test. Also this sort of repetitive learning is dull and demotivating.
この英文の青い部分は「具体的説明文」、赤い部分が「抽象的主張文」だと区別できますか?For exampleから始まる文章群は具体例に決まってますし、仮定法のwouldを含む文から著者の主張が始まります。そして、「抽象的主張文」中のbut以下が設問1の根拠文になりました。
問1 Oxford believes that ( ).
① continuous drilling is boring
② reading an explanation of terms is helpful
③ students are not interested in science
④ studying with a workbook leads to success
termsもworkbookも具体的説明文に出てくる名詞ですから②と④は消去できます。③を言ってしまうと話しが終わってしまいますのでこれも消去できます。残った①は「抽象的主張文」と一致しますからこれが正解です。
ほらね!早稲田大の解法と同じです!
主張文を特定するには「対立の論理」を示すbutやhoweverだけでなく、「強調構文」や「倒置構文」、「譲歩構文」や「対比・対照構文」を理解しておく必要があります。リンク先の「英語のロジック」を参照して勉強しておいてください。
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2 Comments
こんにちは。
今日早稲田教育の過去問の話の件ですが来週の放課後どこかの日にお願いしたいです。また来週会えたら伝えます。よろしくお願いします!
林君!了解です。来週の木曜日の放課後に予定しています。ところで、早稲田大教育学部の最新版の赤本はもう入手しましたか?
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