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「前置詞+名詞」、助動詞の型について

今日の授業の補足をやっておきます。
1.「前置詞+名詞」は形容詞か副詞になる
次の2つの英語を見比べてみて下さい。
① The book on the desk is mine.
② There is a book on the desk.
同じ前置詞+名詞「on the desk」が①ではbookを飾る形容詞、②ではisを飾る「場所の副詞」として用いられているのが分かります。英語を読みなが「前置詞+名詞」が出てきたら、それが形容詞か副詞かを見極めるのが大切です。1週間やっていれば慣れます。では、次の2つの英語を見比べてみてください。
①I will look for you.
②I will do it for you.
同じ 「for you」ですが、①はlookとの結びつきが強くlook forという句動詞になっているので「for you」がセットにはなりません。一方、②はfor youで「君の代わりに」と言う副詞句を形成してるので「for you」がセットです。「前置詞+名詞」のセットだと思っていても、実は「動詞+副詞」のセットであることがあります。言い換えると、同じforでも前置詞になったり副詞になったりするわけです。ここはあまり拘らなくても大丈夫です。
2.助動詞だと考えてはいかが?
can = be able to
will = be going to
ここから分かることは、「be~to」という助動詞の型があるのではないかということです。
must = have to
これはbeがなくなった「~to」も助動詞の型だと考えられます。実際に以下の4つの赤い部分を省略してできたのが「未来の助動詞be to」です。
①未来の助動詞
be going to=~するつもりだ
be able to=~することができる
be destined to=~する運命だ
×have to=~しなければならない
最後のhave toにはbeがありませんが気にしないでください。言葉は結構いい加減なのです。どれも「将来予定」「将来可能性」「将来の運命」「将来の義務」を表現していますね。全部「この先起こること」なのです。be toに4つの意味があるのが不思議だと思いませんでしたか?でも4つとも「未来」のことを言っているという共通点があるわけです。be toで良く出るのは次の表現です。
She is to blame for the accident.
その事故は彼女が責めを負うべきだ。
②「必ずする」「なんとかする」「やりそこなう」
Don’t fail to come here on time.
=Be sure to come here on time.
必ず時間通りにここに来なさい。
I managed to come here on time.
私は何とか時間通りにここに来ることができた。
これも赤い部分が助動詞の型にはまっていますね。助動詞を取ってしまうとI come here on timeになります。
③「~するようになる」
How did you come to know her?
How did you get to know her?
どうやって彼女と知り合ったのですか?
これもcome to、get toが助動詞だと考えると分かりやすいです。あ、become toというのはありません。これも助動詞を取ってスッピンにするとyou know herになります。
I learned to add and subtract.
足し算と引き算ができるようになった。
練習や学習でできるようになる場合にはlearn toという助動詞を使います。
④「AはBのように見える」
You seem to be older than I.
You appear to be older than I.
君は僕よりも年上に見える。
これもseem toやappear toを助動詞と考えると簡単です。look toという助動詞はありません。be動詞の代わりにlookを使います
You look older than I.

助動詞を消してしまうとYou are older than Iという英語が浮き上がります。

⑤「偶然~する」
We chanced to see them walking hand in hand.
We happened to see them walking hand in hand.
僕らはたまたま彼らが手をつないで歩いているのを見た。
チャンスは「偶然手に入れた幸運」、ハプニングは「偶然起こった出来事」で、療法とも「偶然する」で使えます。やっぱり「~to」という助動詞型にはまっています。これも助動詞を取るとwe see them walkingという英語が浮かび上がります。
⑥「~だと分かる」
He proved to be innocent.
He turned out to be innocent.
彼が無実であることが分かった。
これも「~to」という助動詞です。まだ他にもたくさんありますが、良く出題されるものを集めておきました。あ、助動詞なしではHe is innocentですね。

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