借り物の文明・文化(9)
フロイトは人間が行動する時のモチベーションが、神への信仰などではないことを科学的に、客観的に証明しようとした。その結果、人間という存在の持つ危うさや不確実さが全知全能なる神(への信仰)を作り出したと結論づけた。
人間を救うことのできるのは神などではないことがフロイトには分かった。人間を救うことができるのは人間自身であると考えるに至った。
エーリッヒ・フロム「精神分析学と禅仏教」
この点でフロイトの考え方は禅仏教のそれと完全に一致している。
・
This was written by
yabu. Posted on
水曜日, 7月 20, 2022, at 8:02 AM. Filed under
「エッセイ」. Bookmark the
permalink. Follow comments here with the
RSS feed. Trackbacks are closed, but you can
post a comment.
Post a Comment