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予備校のレベル低下が甚だしい!

英語教育の軸足が「正しく読んで書ける英語」から「情報を速く読み取る英語」に移ったので、教える方もドキュメントから素早く正確に情報を読み取る技術を教えれば良くなってきています。あ、ちなみに数学は運動から統計のための言語へと変化しているそうです。
ネット上を飛び交う英語は文法無視の悲惨な状況なので心が痛みます。でも情報が伝わればそれでよいと考えるのであれば、だんだんクレオール主義(プラグマティズム)に傾くのも宜無きことです。もう「正しい英語」は文学や翻訳の世界にちょびっと残ってるだけです。
日本はプロがいなくなりつつあります。ま、アマチュアの質が高くてプロと区別がつかなかった頃はよかったのですが、全員が凡庸なアマチュアに堕してしまいつつあります。先輩が教えなくなり、後輩も聞く耳をもたなくなったのが原因でしょうか。世の中は均衡状態へ向かいますから、クレオール主義や総アマチュア化が良い方向なのかも知れません。
何でもアリの世の中ですが、せめて文法を教える教師、英作文を添削する教師は正しい英語を子供たちに伝えて欲しいです。模試の解説でウソを言ってはいけません!英作文の添削はちゃんとやってください。
あ、ここまで貶(けな)したのでもう1つ言っていいですか?東進の2021年第1回名大本番レベル模試の大問6の英作文です。採点者は下の答案に満点をつけていますが、この英語は正しくありません。さて、どこが間違っているか分かりますか?種明かしは次回です。