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東進の採点がヘボ!(4)

和訳するときに大切なのは「主語は主語」、「動詞は動詞」「目的語は目的語」「補語は補語」「副詞は副詞」「形容詞は形容詞」で訳出することです。つまり、英語の構造通り訳出するのです。自分で勝手に作文をしてはいけません。ましてや「要約」では採点不能です。
先ず、SVOCをその構造通り訳します。言い換えると「主語は主語」「動詞は動詞」「目的語は目的語」「補語は補語」で訳す。
「私たちは(私たちの)関係を振り返る」がwhen節の文構造
「狩猟仮説は説得力がない」が主節の文構造。
次に、「形容詞は形容詞」で訳します。つまり飾りから先に訳して最後に名詞です。
「オオカミとの関係」
「人間が狩りにオオカミを利用したという狩猟仮説」
最後に「副詞は副詞」で訳する
「歴史を全部振り返って見る」「歴史を通して再度見直す」
ではA君の答案を見てみましょう。
しかし、狩りをする仮説の歴史を通して、オオカミと私たちの関係を振り返ると、人間はかつて助けることもなくオオカミ狩りをしていた。
東進の採点官は下線の部分を5点減点しています。でも、when節は得点を与えていますね。「狩りをする仮説の歴史」は「同格のthat」の訳出に失敗しています。そして「人間は狩りをするためにオオカミを利用した」の文構造が訳出できていません。これに5点の部分点をあげてはダメです。こんな精度の採点をやっているのなら、東進模試の合格判定は当てになりません!