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Vintageはクソ参か?!(21)

42 学校から家に帰る途中でにわか雨にあった。
I [ a / caught / in / on / shower / was ] my way home from school.
→I [was caught in a shower on ] my way home from school.
be caught in A 「A(雨・嵐・渋滞など)にあう」●by 以外の前置詞を用いる受動態
<解説なし>
93の「If S should do~」では、その直後に続く主節のバリエーションについて(異常なほど)詳細な説明をつけているVintageですが、この42では何の説明もありません。これはどういうことでしょうか?7~8行は説明できる余白があるのに、真っ白のままです。
それに、be caughtの原義は「遭う」じゃなくて「はまり込んで身動きがとれない」です。だからどんな状況にはまり込んでいるのかをbyじゃなくて「状況のin」で表現します。この様に、byを使わないのにはちゃんとした理由があるのですが、どうしてそれを説明しないのでしょうか?それに、一番下のまとめにもまとまりがありません。こんな具合です。
整理して覚える005
be covered with A「Aで覆われている」のように、動作主を表すのにby以外の前置詞を用いる受動態の表現がある。それぞれの表現を覚えてしまうこと
□be caught in A「A(雨・嵐・渋滞など)にあう」
□be interested in A「Aに興味がある」
□be known to A (as B)「Aに(Bとして)知られている」
□be satisfied with A「Aに満足している」
この4つの表現には、2つの種類のものが混ざっています。1つは「be+過去分詞」の過去分詞が形容詞化してしまってる場合、もう1つは「させる系の他動詞」の場合です。こんな具合です。
過去分詞が形容詞化している場合
彼女は黒い服を着て、ソファーに座っている。
She is dressed in black and was seated on a sofa.
be dressedは「服を着ている状態」、be seatedは「座っている状態」を表現していて、それぞれの過去分詞はほぼ形容詞化しています。こういう場合には「by+動作主」にはなりません。問題文のbe caughtも同じで「はまり込んで身動きがとれない状態」を表現しています。だからbyじゃなくてinなのです。さて、もう1つが「させる系」です。そして「させる系」には「感情のさせる系」と「被害のさせる系」の2つがあります。
させる系の他動詞の場合
僕は君の仕事に満足しています。
I am satisfied with you work.
そのドライバーは衝突事故でけがをした。
The driver was injured in crash.
satisfyは「満足させる」、injureは「けがをさせる」の意味の「させる系」です。これについてはここで一度勉強しましたね。忘れた子は参照しておいてください。「させる系の他動詞」の受け身は普通は「人is -ed」、「物 is -ing」になります。こんな具合です。
僕はこの本に興味を持っています。
I am interested in this book.
この本は面白いです。
This book is interesting.
だから「整理して覚える005」は、「過去分詞が形容詞化している場合」と「させる系の他動詞の場合」とが混ざってます。be caught in Aとbe known to Aが「形容詞化」、be interested in Aとbe satisfied with Aが「させる系」です。それに、「させる系」はこの2つだけじゃありません。逆に、この2つを覚えていてもあまり役に立ちません。それに「させる系」は日本語と大きく発想を異にする英語独特の動詞ですから、ここでちゃんと説明しておかないといけません。その上、全くまとまってはいないし、数も足らないのに「覚えてしまうこと!」では無責任じゃないですか?!やっぱりVintageをやっても類題が解けません。

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