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Vintageはクソ参か?!(20)

104 If it (   ) your help, I should have given up. 麻布大
①had not been for・・・②had not been
③were not・・・・w・・④were without
主節の動詞should have given upに注目
主節の動詞should have given up から仮定法過去完了と考える。①had not been forが正解。「その時あなたの助けがあった」という過去の事実に反する仮定を表している。
注意!主節の主語が一人称なのでshouldを用いている。→Section031
「一人称のshould」についてはここでも書きましたが、このshouldは古くて格式高いイギリス英語で、今では英国でさえあまり使いません。米語ではwillを使います。こんな具合です。
今度こそ成功したい。
I hope I shall succeed this time.(イギリス英語・格式語)
=I hope I will succeed this time.(米語)
だから「主節の主語が1人称なのでshouldを用いている」という説明だけでは不十分です。これだけでは、この表現が格式の高いイギリス英語でまれにしか使われないこと、米語ではwillになることなんて分かりません。さらに「Section031」を参照しろと書いてあるので見てみると、こんな具合です。
主節でshouldを使うのは主語が1人称(I / we)の場合のみ。意味はwouldと同じ。
増えてる情報は「意味はwouldと同じ」ことだけです。このままだと、主節の主語が1人称だったら助動詞はshouldになり、意味はwouldと同じだと受け取られます。これでは明らかに説明不足です。書くのなら分かるように説明すべきです。それができないのなら書かないことです。
最近では主節(帰結節)にshouldが出てくることはほとんどないので、文法書の説明もwould、could、mightの3つだけしか載せないのが一般化してきています。だから、こんな古いイギリス英語を出題した麻布大が先ず変です。そして、この問題を掲載して、中途半端な説明しかしていないVintageも同じくらい変です。

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