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Vintageはクソ参か?!(1)

面白くないゲームのことを「クソゲー」と言うように、全く役に立たない参考書を「クソ参」と言います(いや、勝手にそう呼んでます)。さて、いいずな書店の文法・語法問題集で「Vintage」というのがあるのですが、これの説明がよく分かりません。例えばこんな具合です。
76 It is regrettable that Annie (  ) waste her artistic talent.
①could not・・・②ought to
③should・・・・④should not
76 regrettable「残念な」は感情を表す形容詞
<It is +形容詞+that~>の表現で、形容詞が「感情・判断」などを表すとき、that節ではshouldを用いる。
∇It is regrettable that~は「~は残念だ」の節では③shouldが用いられる。
shouldを用いずに、主語に応じた動詞の形にすることもある。このような動詞の使い方を「直説法」と呼ぶ。本問の場合、Annie should waste~の代わりにAnnie wasted~の形になることもある。
先ずregrettableを「感情を表す形容詞」と説明してはいけません。こうしてしまうとhappyやsorryと区別ができなくなって、次の様な英語が正しいことになります。
あなたに会えて嬉しい。
It is happy that I should meet you.(×)
逆に、regrettableが「残念な」という感情を表すのであれば、次の英語が成り立たないといけません。
私は君に会えなくて残念だ。
I am regrettable that I can’t see you.(×)
なぜこうなるかというと、happyは「感情の形容詞」だけど、regrettableは「行為に対する判断」だからです。だからhappyの主語は「人」ですが、regrettableの主語は「行為」でないといけない。こんな具合です。
そんな振る舞いは悲しむべきことだ。
Such behavior is regrettable.(○)
もし、人を主語にするなら、こうなります。
僕は昨日の自分の振る舞いをとても後悔している。
I am very regretful about my behavior yesterday.(○)
これでregrettableが「行為に対する判断」、regretfulが「人の感情」だということが分かったと思います。ま、Vintageの著者は「感情の形容詞」じゃなくて「行為に対する感情的判断の形容詞」と説明するべきでした。あ、「-able」が接尾辞の形容詞は普通、人を主語にできないので覚えておくと良いでしょう。この続きは次回です。

2 Comments

  1. url url" rel="ugc external nofollow">ptm wrote:

    待ってました‼️

    土曜日, 10月 28, 2017 at 12:17 AM | Permalink
  2. yabu wrote:

    あはは!お待たせしました!

    土曜日, 10月 28, 2017 at 2:08 PM | Permalink

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