佐鳴!恐るべし。
駿台予備校の榎田先生の口利きで、佐鳴予備校で教えられるかも知れないという話がやってきました。榎田先生は今回、あの安田亨先生に直接話をしてくださいました。彼のネットワークは一体どうなっているのでしょうね。あ、ルパン三世のモンキーパンチともよく雀卓を囲むそうです。まったく恐ろしい人です。
佐鳴予備校は「第二の家」という新しい戦略を展開して成功しています。薮下の教えていた河合塾は「駅前予備校」が売りでした。どこかの英会話学校が「駅前留学」で売ってたのと同じです。でも、今の子供たちの「地元化」はものすごいスピードで進んでいて、大学だけじゃなくて塾や予備校も「地元化」しています。だから、家に一番近い駅前にある塾よりも、学校帰りに立ち寄れる塾、つまり「第二の家」に通うわけです。佐鳴!恐るべし、です。河合塾が苦戦しているのもそのせいで、決して講師の質が劣っている訳でないと思うのですがね。
佐鳴予備校本社の人事部から名古屋の名東本部校に連絡が行って、そこの山下先生と面接の打ち合わせをしました。12月24日の午後5時に会うことになったのですが、所用でこの約束は難しくなりました。そこで山下先生にもう一度電話して面接日程の変更をお願いしたのですが、どうも話がかみ合いません。彼と話をして分かったことは、2時間の筆記試験とたくさんの面接を受け、その後長期間の研修を経てやっと教壇に立てるとのこと。
あれ?それって新人の入社試験じゃないんですか?そう尋ねると、山下先生はとても明るい声で「はい、そうです」とおっしゃいました。さすがに60歳になってそんなことはやってられないので、「山下先生が担当されてる冬期講習のコマの1つを薮下にやらせてください。そして、子供たちがもう1回薮下の授業を受けたいと全員が答えたら雇ってください」と提案しました。自分のポジションが脅かされるような話に動揺した彼は「うちにはそんなシステムはありません!」と言うので、「それではこのお話はなかったことにしてください」とお断りしました。ま、佐鳴は駿台の榎田先生には興味があったのですが、薮下なんかどうでもよかったということです。ちょっと興味のあった予備校だけに、残念です。でも、河合塾にまだ逆転の望みはありそうな気がしました。
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2 Comments
友人に佐鳴予備校に誘われたのですが、佐鳴の良い点・悪い点を教えてください!
ここにも書いたとおりで、佐鳴予備校の優れている点はその戦略です。地元化の波を上手くつかんで成功している予備校です。一方、教師の質はというと、他のところとそう代わり映えはしません。普通の先生がいるだけです。あ、芸風で売ってる河合や駿台の先生よりも、普通の先生が良いのかも知れません。そう言えば、暴力を振るう先生が佐鳴にはいると生徒が言ってましたね。時代錯誤も甚だしいお話です。ま、近所の佐鳴に行ってみて、実際にどんな先生がいるのかを自分で確認した方が良さそうです。
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