岩間君の挑戦(20)
問題
Do you agree or disagree with the following statement? A zoo has no useful purpose. Use specific reasons and examples to explain your answer.
答案
I disagree with this statement. Some people say that a zoo requires a lot of money and it is a waste of money. But I would say that a zoo has some important roles. First, not only children but also adults can enjoy a zoo. Watching animals closely is very amazing and learning about animals which live in foreign countries is very meaningful. Second, nowadays many people worry about the fact that many animals are exposed to extinction by increasing global warming. A zoo may contribute to keeping endangered animals from extinction. So I believe that a zoo has some useful purposes.
<読者への挑戦>
答案の赤い部分が間違っています。どうして間違っているのか、どうすれば正しい英語になるのかを考えてみてください(緑の部分は前回に添削・訂正した部分です)。
<添削>
昨日に引き続きTOEFLの「動物園の有用性」です。今回は「関係代名詞whichとthatの違い」について説明します。中学では先行詞が人ならwho、物ならwhich、いつでも使えるthatと説明するので、whichとthatの区別がつきません。中学英語の罪は深いですね。
薮下のお気に入りのサイトに「Eigo with Luke」というのがあって、whichとthatの違いを上手に説明しています。気になる子は一度行ってみてください。今回はLukeの例文を使って簡単に説明してみます。
⊿車という乗り物は速いのだが、とてもよく売れる
Cars which are fast sell very well.
⊿速い車はよく売れる。
Cars that are fast sell very well.
whichの飾りは付加的説明で、あってもなくても伝えたい意味内容に変化はありません。つまり、こうなります。
⊿車はよく売れる。
Cars which are fast sell very well.
=Cars sell very well.
一方、thatは先行詞を限定するための飾りですから、それがなくなると言いたいことが伝わりません。つまり、車全体から「速い車」だけを限定的に切り出して、それがよく売れると言いたいのです。逆に「遅い車」は売れないことを暗示しています。今回の「動物園」の話に当てはめるとこうなります。
⊿動物というのは海外に生息しているのだが、そのことについて勉強するのは有意義だ。
Learning about animals which live in foreign countries is very meaningful.
whichを使うと付加的な説明ですから、動物は海外にしか生息してないことになります。ここでの文脈はそうではなくて、動物全体から「海外に生息する動物」だけを限定的に切り出すわけですからthatを使わないといけません。
⊿海外に生息している動物について学ぶことは有意義だ。
Learning about animals that live in foreign countries is very meaningful.
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This was written by
yabu. Posted on
火曜日, 11月 15, 2016, at 7:18 AM. Filed under
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4 Comments
車という乗り物は速いのだが、とてもよく売れる
Cars which are fast sell very well.のwhich are fast は付加的な説明 とされていましたが、
Cars ,which are fast, sell very well.とはどう違うのでしょうか?
今年受験生さん!この2つに明確な区別はありません。ほぼ同じ意味になります。だから逆にthatの非制限用法がないとも言えます。
ということは、whoと,whoもほぼ同じと考えることができるのでしょうか?
いいえ、人の場合には明確な区別があります。物の方はそうではないということです。ま、受験レベルではthatとwhichの区別で減点する大学はそんなにたくさんはありません。外国人教師を採点官に採用している大学はわかりませんがね。逆に、日本人の英語のレベルがその程度だということです。悲しいですが。駿台予備校の榎田先生は、だから関係代名詞は使うなと教えてます。さすがですね。関係代名詞をつかうくらいなら、接続詞でつなげ!というのが彼のやり方です。そうすれば、外国人教師の減点を避けることができますからね。実際に、岩間君も関係詞を絶対に使いません。いい子ですね!
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