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3年D組限定(4)

竹岡氏のインタビューが載ってる「英語4技能資格・検定試験対策サイト」というホームページがあるのですが、彼はそこでこんなことを言ってます。
 「自然の中では、多くの不都合に耐えなければならない。自然の厳しさを知る。」
 これを英作文するとします。コミュニケーション能力がないときは、「耐える」とか「不都合なもの」を意味する英単語を使って英作文すると思います。でも、それは「伝える」ことではなく、ただ「訳」したいだけ。問題文に出てくる「不都合なこと」とはどういう事態なのかというと、「川まで行って、飯ごうでご飯を炊こうと思ったら、火がつかない」みたいなイメージですよね。ですので、それを英語にすると
 「It is very difficult for you what you want to do.(あなたのやりたいことをやるのは難しい)」
 これで大丈夫なのです。「自然は厳しい」という日本語を、「Nature is harsh」と訳すようでは全く伝わらない。しかしながら、昔はこのような伝わらない英語ばかり教えていました。英作文で重要なことは、伝えたいことをイメージすることです。訳す必要はありません。
 えっ?!形式主語Itの真主語がfor you what you want to doなのですか?!それはあり得ないでしょ!この英語はこうしないといけません。
あなたのやりたいことをやるのは難しい。
It is difficult for you to do what you want to do.
It is difficult for you to know what you want to do.
 なぜインタビューの席に英語を話すインフォーマントを同席させなかったのでしょうかね。そういえば竹岡氏は文科省の『英語教育の在り方に関する有識者会議』のメンバーなんですよね。これでは日本の英語教育の将来が思いやられます。

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