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Mersenneくんからの質問

<質問>
単語が驚くほど覚えられません。シス単の連想記憶術とか使ってもあんまり効果がなく、文法ができても会話ができない状態になってます。
効果的な方法とかありませんでしょうか?
<回答>
Mersenneくん!授業でも言ったように、覚えていないこと(忘れる能力)は神様からの贈り物です。人間、いやなことをいつまでも覚えていると、頭がおかしくなってしまいます。だから、忘れられることはすばらしいことなのです。でも、忘れてはいけない「大切なこと」もあります。そんな時は、「大切なこと」を何度も思い出して、頭に思い浮かべることです。そうすると、「海馬」という短期記憶装置に保存されてる大切な情報が「大脳新皮質」という長期記憶装置に送られます。これで、その「大切なこと」は忘れられずに記憶されます。
コンピュータも、この人間の脳を真似て設計されています。コンピュータが取り扱う情報すべてを記憶していると、あっという間に記憶装置がいっぱいになって、記憶容量の限界を超えてしまいます。だから、RAMという「情報一時預かり所」みたいなところを作って、そこで情報を処理します。そして、電源を切るとRAMの中の情報は消えてしまうようにしています。でも、残しておきたい情報はハードディスクに書き込んでおいて、電源を切っても消えないようにします。RAMが海馬、ハードディスクが大脳新皮質に当たります。
Mersenneくんは「シス単の連想記憶術とか使ってもあんまり効果がなく」と言ってますが、1度記憶術を書き写したくらいでは、まだその情報は「海馬」から「大脳新皮質」には送られません。空き時間があれば1分でもいいから、それをもう1度見直すことです。それに「ヤバイ英単語」に出てくる接頭語、接尾語、語幹は見てないでしょ?!もし記憶術を見出し単語の下に書き写して、暇さえあればそれを見直して、その単語を接頭語・接尾語・語幹に分解できるようになって、シス単がボロボロになってもまだ、「単語が驚くほど覚えられない」状態だったら、また相談に乗ります。
あ、最後の「文法ができて会話ができない状態」とはどういうことですか?薮下にはよくわかりませんでした。

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