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榎田先生、命!くんからの質問

<質問>
薮下先生の大嫌いな、入試必携「英作文」の質問です。
16「重要表現(1)」の左側の基本例文解説③で、「ラケットとボールで競技される点でスカッシュはテニスと似ている」というのがあります。竹岡先生の正解はこうなってます。
Squash is like tennis in that it is played with a racket and ball
僕は「ラケットとボールで」をwith rackets and ballsとしたのですが、これではいけないでしょうか?a racket and ballだと1つのラケットとボールになって変だと思うのですが、薮下先生の考えを聞かせてください。
<回答>
榎田先生、命くん!君の言う通りで、薮下は竹岡氏が嫌いです。彼のお陰で薮下はずいぶんひどい目にあってます。ま、それはおいといて。
ご質問の「ラケットとボールで」ですが、これは多分榎田先生に教わってるこんな英語と同じです。
◆コーヒーカップとその受け皿
a cup and saucer
冠詞の「a」にはお決まりのセットを1つにまとめてしまう働きがあって、「コーヒーカップとそのお皿」はいつもセットになってますから、cup and saucerの前に「a」をつけてセットであることを強調します。
テニスのラケットとボールも同じようなもので、テニスやスカッシュ競技では切っても切れない道具です。だから2つをセットにして「a」でくくります。
◆ラケットとボール
a racket and ball
命くんの言うようにrackets and ballsとすると、スカッシュやテニスの1つの試合の中で、たくさんのラケットとボールを使うような変な印象を与えます。だからここはa racket and ball以外は考えられません。
あ、やっぱり竹岡氏はここのところを説明する必要があったのだと思います。informant(情報提供者)の自然、不自然のくだらない判断よりも、自分の使った表現の妥当性を説明するのが先だと薮下は思います。

6 Comments

  1. Mersenne wrote:

    単語が驚くほど覚えられません。シス単の連想記憶術とか使ってもあんまり効果がなく、文法ができても会話ができない状態になってます。
    効果的な方法とかありませんでしょうか?

    金曜日, 5月 13, 2016 at 9:33 PM | Permalink
  2. ABC wrote:

    ワンウェックス5の「人に何かをしてほしい表現」の授業が終わりきらなかったのですが答えをのせてもらえますか?

    金曜日, 5月 13, 2016 at 11:03 PM | Permalink
  3. 猿岩石 wrote:

    こちらのブログのシステム英単語、503番のremarkableがlatterになっていました。あと、英単語の覚え方、思い付いたのが
    411番 status  「ゲームステイタスで仲間内の地位向上」
    418番 vocabulary 「アボカ(ド)ブロリー(ブロッコリー)はOLの語彙」
    です。
    初めてメールを出したのでお目汚しかもしれませんが宜しくお願いします(*´ω`*)。

    土曜日, 5月 14, 2016 at 12:28 AM | Permalink
  4. yabu wrote:

    ABCくん!了解しました。第1講「準動詞の頻出問題」の「5.人に何かをして欲しい表現」は1から5までが範囲です。こんな問題でしたね。
    1. We expected him ( ) by noon.
    A. to come B. coming C. come
    2. I advised him ( ) back at once.
    A. to come B. coming C. come
    3. His illness compelled him ( ) indoors.
    A. to stay B. staying C. stay
    4. We persuaded her ( ) on a picnic.
    A. to go B. going C. go
    5. Bad weather forced us ( ) off the picnic.
    A. to call B. calling C. call
    ここは「人to~」を従える動詞ばかりを特集してますから、答えは全部Aが正解です。注意して欲しいのは問題文の和訳で、特に3と5はモノ主語ですから、そのまま日本語にすると変になります。こんな具合です。
    1.僕たちは彼が昼までに当然来るだろうと思っていた。
    2.僕は彼にすぐに戻ってくるように助言した。
    3.彼の病気は彼が家にいることを強制させた。
    4.僕らはピクニックに行くように彼女を説得した。
    5.悪天候は僕らにピクニックを中止させた。
    3と5はこのままでは日本語が崩壊しています。そこで、次のことを考えてモノ主語を人主語に直します。
    ①モノ主語は「~のために」とか「~のおかげで」のような「理由・原因を表す副詞」にする。
    ②モノ主語は「する・させる+何に+どのようなことを」の第5型の文型を取る。そして「何に」が人だったら、それを主語にして訳しなおす。
    ③「訳しなおす」というのは「する・させる」を「しなくてはいけなくなる」にすることを言う。
    3.病気のせいで、彼は家にいなくてはならなかった。
    5.悪天候のおかげで、僕らはピクニックを中止しなくてはならなかった。
    このような「モノ主語の訳出テクニック」は国立大学2次試験の下線部訳でよく使います。ちゃんとできるようになっていてください。薮研のここにも出てきます。参考にしてください。

    土曜日, 5月 14, 2016 at 1:54 PM | Permalink
  5. yabu wrote:

    Mersenneくん!授業でも言ったように、覚えていないこと(忘れる能力)は神様からの贈り物です。人間、いやなことをいつまでも覚えていると、頭がおかしくなってしまいます。だから、忘れられることはすばらしいことなのです。でも、忘れてはいけない「大切なこと」もあります。そんな時は、「大切なこと」を何度も思い出して、頭に思い浮かべることです。そうすると、「海馬」という短期記憶装置に保存されてる大切な情報が「大脳新皮質」という長期記憶装置に送られます。これで、その「大切なこと」は忘れられずに記憶されます。
    コンピュータも、この人間の脳を真似て設計されています。コンピュータが取り扱う情報すべてを記憶していると、あっという間に記憶装置がいっぱいになって、記憶容量の限界を超えてしまいます。だから、RAMという「情報一時預かり所」みたいなところを作って、そこで情報を処理します。そして、電源を切るとRAMの中の情報は消えてしまうようにしています。でも、残しておきたい情報はハードディスクに書き込んでおいて、電源を切っても消えないようにします。RAMが海馬、ハードディスクが大脳新皮質に当たります。
    Mersenneくんは「シス単の連想記憶術とか使ってもあんまり効果がなく」と言ってますが、1度記憶術を書き写したくらいでは、まだその情報は「海馬」から「大脳新皮質」には送られません。空き時間があれば1分でもいいから、それをもう1度見直すことです。それに「ヤバイ英単語」に出てくる接頭語、接尾語、語幹は見てないでしょ?!もし記憶術を見出し単語の下に書き写して、暇さえあればそれを見直して、その単語を接頭語・接尾語・語幹に分解できるようになって、シス単がボロボロになってもまだ、「単語が驚くほど覚えられない」状態だったら、また相談に乗ります。
    あ、最後の「文法ができて会話ができない状態」とはどういうことですか?薮下にはよくわかりませんでした。

    土曜日, 5月 14, 2016 at 2:17 PM | Permalink
  6. yabu wrote:

    了解です。訂正しておきます。そして、猿岩石くんは記憶術をつくる才能がありますね。どんどん作って教えてください。夏休みくらいに改訂しようと思っています。待ってます!

    土曜日, 5月 14, 2016 at 2:20 PM | Permalink

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