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ReadingDrill第25回(1)

今回は2015年度の早稲田大文学部の大問Ⅱ(A)を解いてみましょう。実は、去年のこの問題を解くのに「マーカ抽出法」は使いません。どうしてかというと、去年のⅡ(A)はテーマに関して色んな事実を淡々と述べているだけで、主張文がないからです。テーマに関する主張がないのですから、テーマが主張通りに使われているかとうかで選択肢を判定することはできないわけです。
それに、前にやった2014年度の問題は第1段落が設問1に、第2段落が設問2に対応していましたが、去年のこの問題はそうではありません。ということは、早稲田大文学部の大問Ⅱ(A)には2つのタイプがあるということです。じゃあ、この問題はどうやって解くのかというと、今まで勉強してきた普通の「マーカ抽出法」を使います。面倒だなあと思うかもしれませんね。でも、解法は2つ!「マーカ抽出法」と「マーカ抽出法」の2つだけです。とっても単純でしょ!
では、どこでこの2つを区別するのかというと、設問を見れば分かります。
Which of the following statements is true?
(a) Nobody at the time care about Prometheus being the oldest living organism.
(b) Prometheus survived the attempt by the Forestry Service to destroy it.
(c) Since the cutting down of Prometheus, there have been no similar mistakes.
(d) The destruction of the tree had no rational purpose or reason behind it.
Which of the follwing statements is NOT true?
(a) People are much more cautious in research than they were in the 1960s.
(b) The Forestry Service had to pay massive compensation for their mistake.
(c) There are some trees which are even older than Prometheus was.
(d) The young researcher found fulfillment in another field of study.
前にここそこでやった様に、この設問は「ture or NOT trueタイプ」です。このタイプの設問は、選択肢の内容が問題文にちゃんと書かれてあるかどうかを尋ねています。そして選択肢全部の根拠文を探さないといけないのが「true or NOT trueタイプ」です。だから、全ての選択肢からマーカを抽出します。つまり、このタイプは「根拠文を素早く見つけられるかどうか」を試している、昔流行ったタイプなわけです。「ture or NOT trueタイプ」なら「マーカ抽出法」だと覚えておくよ良いでしょう。
一方、最近のは「著者の主張が正しく理解できているかどうか」を試しています。このタイプは「根拠文=主張文」だから、テーマが主張通りに使われているかどうかで選択肢を判定します。主張文があれば「逆マーカ抽出法」だと覚えておくよ良いでしょう。これは前にここで書いた通りの単純な分類です。

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