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稲熊君からの質問

<質問>
これは『ドラゴンイングリッシュ基本英文100』の例文003です。
003
「早朝、鳥のさえずりを聴きながら散歩するのは本当に気持がいい。
It is really pleasant to take a walk early in the morning, listening to birds sing.
この説明に次の様なところがあります。
「・・・を聴きながら」は<~, listening to・・・>を用います。また「~しながら」をwith (V)ingとしてしまう人がいますが、このような形は使いません。
[例]・・・○I fell asleep, watching TV.
・・・・・×I fell asleep, with watching TV
でも、「薮研」のここに次の様な例文があります。
その犬は、舌をダラリと垂らして、そこで座って居た。
The dog sat there with his tongue hanging out.(付帯状況のwith)
The dog sat there, his tongue hanging out.(付帯状況分詞構文)
ドラゴンイングリッシュには説明がないのですが、<~, listening to・・・>は「付帯状況分詞構文」ですよね。それを薮研では「付帯状況のwith」を使って書き換えています。なのになぜ、ドラゴンイングリッシュは「付帯状況のwith」はダメだと言ってるのでしょうか?
<回答>
稲熊君! なかなか鋭い質問です。これは稲熊君の言うとおりで、例文003の「コンマing」は『付帯状況分詞構文』です。そして、同じ付帯状況を表現するのが「withO+C」の『付帯状況のwit』です。だから、「薮研」には稲熊君ご指摘の例文を載せました。「~しながら」はwithを使って英語にできます。こんな具合です。
僕はテレビを見ながら寝てしまった。
I fell asleep, watching TV.
僕はテレビをつけたままで寝てしまった。
I fell asleep with the TV going.
ま、本当はgoingよりも前置詞on方がきれいな英語です。goingやrunningならエンジンが良いでしょう。
僕はテレビをつけたままで寝てしまった。
I fell asleep with the TV on.
僕はエンジンをかけたままで寝てしまった。
I fell asleep with the engine going.
もう分かったと思うのですが、『付帯状況のwith』の方は「with+O+C(-ing)」の形で使って、OとCの2つの要素が必要なわけです。そして、Oは主節の主語と一致してはダメ。
僕はテレビを見ながら寝てしまった。
I fell asleep with me watching TV.(×)
ドラゴンイングリッシュの面白いのは、ちゃんと『付帯状況分詞構文』と『付帯状況のwith』を並べて説明しているところです。でも、「~しながら」をwith (V)ingで表現できないわけではありません。

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