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kotanglishさん!間違ってます。

忙しいときに、こんな記事にコメントなんてしなくても良いのですが、間違った英語(の解説)を見ると、無視できないのが「英語教師」の性(さが)なのですね。kotanglishさん!間違ってますよ、この説明。
この記事はここに載ってました。『中学レベルの「英語」本当にわかる? 「Go」と「Come」の正しい使い方』という表題がついているのですが、この説明では多分comeとgoは使えません。あんまり分かったようなことを書かない方がいいですよ!記事の内容はこんな具合です。
■「行く」でも「Come」
例えば、パーティーに誘われた時、「パーティーに行く」と伝えるためには、「I’m going」ではなく、「I’m coming」を使わなければならない。
理由は、「go」には「(主語から離れた場所へ)行く」という意味があり、「I’m going」と伝えてしまうと、「この場所から別の所へ行く」、つまり「もう行かないといけない」といった別れの言葉になってしまう。
一方、「come」には「主語に近づく、主語に向かっていく動き」の意味があるため、「I’m coming」と伝えることで、「パーティーに近づく」、つまり、「パーティーへ行く」という意味になる。
先ずダメなのは「パーティーに誘われたとき、パーティーに行くと伝えるためには」という設定です。もし、パーティーに誘った人が会社の同僚で、主語の「私」もその同僚と一緒に今会社にいて、同僚が「おい、今晩のパーティー行くんだろ?」と訊きいたとすると、
ああ、行くつもりだけど。
Yes, I’m going to the party.
どうしてかというと、今の話題の中心が「会社」だからです。そこから離れてゆくのでgoを使います。誘った人が今、パーティー会場にいたら、
ああ、行くつもりだ。
Yes, I’m coming to the party.
になります。この場合は、話題の中心が「パーティー会場」になるからです。ですから、大切なのは「主語のいる場所」じゃなくて「話題の中心」です。あ、ちょっと仕事に戻ります。明日の午前10時までにアニメの翻訳が間に合いそうにありません。また続きは今度書きますね。

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