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今日のハッピーアワー(1)

 -「百人のキセキ」は化けるから注意ね!-
kiseki
 今日は薮下家に居候。お待ちかねのハッピーアワーです。
冷蔵庫から出てきたのは、「百人のキセキ」、れっきとしたビール、サッポロです。聞いたことはあるけど、飲んだことはない、そして限定品だとのこと。期待がふくらみます。
カンの色図柄はまるで第三のビールだが...、良く見ると、何とブラウンエール。大手ビールメーカーとしては冒険。これが仇になっていないと良いね、往々にしてこういう場合は中途半端な品物になっているから。
いつものようにグラスに先ず勢いよく注ぐ。あれっ?エールにしては泡立ちが結構イイ。二度目の注ぎでゆっくり泡を持ち上げて、さあ、乾杯!
クイッ、飲んだ2人で顔を見合わせる、「どう?」「コクはあるね、僕にはイイ意味で雑味も感じられて、悪くないけど、香りが弱いなあ。」ブラウンエールのクセは弱く、よく言われる柑橘系の香りも弱い。が、のどごしも良くない。
つまり、これはイギリスのエールのうまさを知っている人やクラフトビール好きにも、スーパードライ派にもアピールしないということです。
「やっぱり中途半端になっちゃうね。」と言った瞬間、あーっ、忘れていました。
-エールはスーパードライなんかのようにキンキンに冷やしてはイケナーイ!-
結論はまだ早い。常温に近づくのを待って、二口目をぐいっ。
「いいじゃない、なかなかイイじゃない。」ブラウンエールらしさがグーンと増しています。「なるほど、これがエールだというのは間違いないよ。」
クラフトビールよりは百円以上安い、銀河高原ビールなどのこだわりビールより若干安い、香るプレモルよりちょっと高いという価格設定。西友で買うホンモノのイングリッシュエール「スピットファイア」のほうが若干安く買える事を思うと、絶妙というか微妙というか。
プレモルと同じ値段で売っていれば、買い占め確実なんだけどなあ。
・Toshihiro Kanenobu

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