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いまだに、解(げ)せないんです!

直木賞作家の朝井リョウ氏が朝日新聞のインタビューでこんなことを言ってます。
数学、いまだに解せないです。「○○を証明せよ」のみの問題文。デッサンでもするのかっていうくらい広い余白。全然わかんなくてちらっと解答を見ると、いきなり「両辺からどちらも2を引いてみると」って・・・。「その2はどこから出てきたの!そこを教えてよ!」ってなるんですよね。
これ、全くの同感です!内容一致問題の解答を読んでも、「第3段落の第1文に書いてある内容から、アが正解!」なんて言ってます。そこで、やっぱり「どうやってその文が根拠文だって分かったの?!」ってなるわけです。今やってる「マーカ抽出法」を思いついたのも、そんな唐突で乱暴な説明にうんざりしたからです。問題集の正解って、全部こんな感じですよね。そこに至までの脈絡がどこか欠落しているわけです。
「マーカ抽出法」なんてエラそうなことを言ってますが、元はと言えば、中学の時に編み出した必殺技?で、これを使えば高校入試の長文問題は全問正解だったのを覚えてます。ここら辺がクイズ(試験問題)の限界なのでしょうね。
そう言えば、浅井リョウ君は直木賞を取ったのに、まだサラリーマンを続けているそうです。昔だったら、芥川賞や直木賞を取ればそれだけで名前が売れて十分食っていけました。でも、最近はあんまり書籍が売れませんからね。彼にとって、サラリーマンでいることは保険なんでしょう。雑誌なんかは散々で、最盛期の半分くらいは廃刊になっているそうです。名古屋の栄にあった「マナハウス」は6年前に閉店。ここはあまり売れない専門書もちゃんと置いている、まるで本屋の鏡のような店でした。向かいにあった「丸善」も去年隣の丸栄の中に移転しましたが、売れ筋の雑誌やコミックが目立つ、どこにでもあるような本屋になっちゃいましたね。
本がズラリと並んでいる様子や本の匂いが好きなので、薮下はネット書店よりもリアルな本屋がいいんですけどね。寂しい限りです。あ、今週いっぱいは実力試験の成績処理に忙殺されそうです。もうちょっと待っていてくださいね。

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