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being hitとhittingは名詞!

もう一度問題文に戻りましょう。
The boy escaped (   ) by a car.
a. being hit
b. hitting
c. to be hit
選択肢a. being hitとb. hittingは進行形ではないことが分かりました。進行形は「be+現在分詞」で使うからです。では、現在分詞のbeing hitやhittingはどのように使うのでしょうか?現在分詞は「~している」の意味の動きのある飾りですから、hittingは「叩(たた)いている」、being hitは「叩(たた)かれている」の意味になるはずです。
■叩かれている少年
a being hit boy(×)
a boy being hit(○)
ETの法則を考えると、2語以上の飾りがboyの前についている上の英語はダメだと分かりますね。
■ドラムを叩いている少年
a hitting boy (▲)
a boy hitting drums (○)
上の「叩いている少年」は文法的には正しいのですが、何を叩いているのかが重要な情報ですから、それがないのは不自然です。
こう考えると、問題文の(    )にはbeing hitもhittingも入らないことが分かります。だって、空所の直前にthe boyがありませんから、being hitやhittingによって飾られる名詞がありません。
さて、学学さんが問題文で注目したのは動詞のescapedだけでした。重要なのは空所(     )にも注目して、問題文の文型を考えることです。すると、次の様になります。
The boy・・・escaped・・・(      )・・・by a car.
・・S・・・・・・V・・・/・・O・・・・・M
S(主語)やO(目的語)になれるのは名詞でしたね。すると、空所には名詞が入らないといけないことが分かります。今まで考えてきたのは現在分詞という形容詞です。形容詞は目的語にはなれません。ですからbeing hitやhittingを名詞と考える必要があります。「-ing」の形をした名詞のことを「動名詞」と言います。次回は動名詞について考えます。

 

 

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