早稲田大の内容一致問題(2)
早大教育大問Ⅰの内容一致問題は、設問の内容から著者の主張が2つかることが分かります。とても親切な問題ですね!
Which of the following statements best describes the author’s ideas in this paragraph? Choose the TWO best statements.
ならば、先ずは当該段落の2つの主張を特定しましょう。そのためには、英語のロジックが分かっていないといけません。授業でやったのを忘れた人はここの「英語のロジック」をもう一度見直してください。ついでに、著者が主張を展開する構文もついでに見ておいてください。
The outcry about the removal of the statue shows that some people in Britain are uncomfortable with any critique of Britain’s past. But they want it both ways: to be free of guilt for historical sins, but to be proud of what they see as historical achievements. The most obvious example of this is the way that the British are comfortable talking about the slave trade only through Britain’s are comfortable talking about the slave trade only through Britain’s much-lauded part in ending the slave trade. But the men whose statues are being pulled down are not abolitionists but enslavers: owning up to their crimes is much more difficult for many British people than simply walking past them in the street. And for other British people, having to see these statues every day, sitting in lecture theatres and concert halls named after these men, is a daily act of violence that has become unbearable.
像の撤去に強く抗議するのを見れば、イギリス人の一部が自分たちの過去に対するあらゆる批判に対して不快感を抱いていることは分かる。しかしながら、彼らがそれならどうして欲しいのかという、それには2つの方向がある。すなわち、歴史的な罪悪感から解放されたいと同時に、彼らが歴史的な業績と見なすものを誇りたくもあるということだ。最も顕著な例は、イギリスが奴隷貿易について話す際、奴隷貿易を終結させるためにイギリスが果たした誇るべき役割をうれしそうに話すその話し方だ。しかし、撤去されている像のモデルは奴隷制度廃止論者ではなく奴隷所有者だ。彼らの犯した犯罪を認めることは、多くのイギリス人にとって、単にその前を通り過ぎるよりもはるかに難しいことだ。そして、他のイギリス人にとって、これらの像を毎日見なければならないこと、これらの人々にちなんだ講堂やコンサートホールに座ることは、耐えがたい日常的な暴力行為となっており、これは耐え難くなってきてる。
「英語のロジック」のパターンと同じですね!授業でやったフワちゃんの話を思い出してください。全く同じ論理展開であることを確認してください。「一般的な意見」と対立する形で「著者の意見」が展開され、それを裏付けるための「理由・根拠」と「具体例」が示されています。
「みんなフワちゃんのことをブスだ、ブスだというけれども、僕は彼女が美人だと思う。なぜならフワちゃんのお母さんも美人だし、魅力的なところを具体的に挙げると、あの「大きな目」や「形の良い唇」はステキだよね。
これで著者の主張が判然としましたね!次回は選択肢を考えてみましょう。
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