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早大英語と等位接続詞が作る対称構造

高1のコミュニケーション英語のために薮下が作ってる教材には「英語の読み方」が8つ書いてありますね。こんな具合です。
1.前置詞+名詞は他の部分から切り分けて形容詞か副詞かを考える。
2.and、but、orが出てきたら直後に注目し、直前に同じ形を探す。
3.a、an、theが出てきたら名詞を探す。
4.助動詞の後ろには動詞がある。be~toや~toを助動詞考えれば簡単に動詞が見つかる。
5.文中副詞の後ろには(一般)動詞がある。文中副詞のほとんどが「-ly」の形をしている。
6.文異常だと思ったら、倒置・省略・挿入を疑う。文頭に前置詞+名詞があり、直後に動詞があれば倒置。
7.A of Bが出てきたら「BがAする」「BをAする」「Bの持つA」「BというA」「AのB」を特定する。
8.that、-ing、to-が出てきたら「名詞」「形容詞」「副詞」を特定する。, -ingのコンマ(,)の省略に注意。
この2番目のルールを使って2021年度早大教育学部の大問1(3)を解いてみましょう。空所補充問題は等位接続詞が作る対称構造を考えると簡単に解ける場合があります。
Shinobu was curious (  3  ) American students shouldn’t just listen to a lecture and why they felt the need to be constantly interrupting each other and talking over each other and the professor.
①about what
②about why
③as to
④as for
andの直後に注目して、直前にも同じ構造を探します。andの直後は「why+文」ですから、直前にも同じ構造があるはずだと考えて②を選びます。ね、簡単でしょ!
念のために検算をしてみましょう。空所の直後にはAmerican students shouldn’t just listen to a lectureという文が来ているので、前置詞のtoやforが文の直前には来れません。前置詞は「名詞の前に置く詞(ことば)」で、文の前に置く詞ではありませんからね。だから③④はあり得ません。そして関係代名詞what(あるいは間接疑問文)が来るのなら、直後は不完全文になるはずですが、American students shouldn’t just listen to a lectureは完全文ですから①もありえません。やっぱり②が正しかったことが分かります。そして、授業でやってる「英語の読み方」がとても重要であることが分かりますね。普段から対称構造を意識して英語を読まないといけません。この対称構造に言及していない赤本の解説は全然ダメです。
ちなみに、2つ目のandはinterruptingとtalkingの動名詞を結んでいるのが分かりますか?明日は同じ早大の「語句整序問題」を解いてみましょう。語句整序問題の解き方が分かります。

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