ReadingDrill第9回(2)
今回はReadingDrill第9回の下線部訳の解説をやります。共通テストに和訳は出題されませんが、訳せないと正しい選択肢が選べないような設問を作ります。ですから、下線部訳をなめかかると痛い目に遭います。
Of all the natural elements, fire seems to fascinate people like no other, and legends and myths about fire can be found in most cultures. For instance, a famous Greek myth from around ten thousand years ago tells of how fire was stolen from the gods in heaven and brought to earth. About one thousand years later, a similar story was told in India of how the sacred fire of the gods, called agni, was stolen and given to man. In fact, images painted about seventeen thousand years ago on cave walls in France show scenes of our ancestors using fire for various purposes. Going even further back in time, pieces of fire-hardened cooking pots and burnt bones have been found in East Africa that date back at least one hundred thousand years.
この下線部中にあるpaintedは過去形の「描いた」ではなくて、過去分詞形の「描かれた」です。そして、painted以下の全てがimagesを飾る、2語以上の長い形容詞になってます。つまり、これと同じET型です。
⊿英語で書かれた本
a book written in English
⊿1万7千年前に描かれた絵
images painted seventeen thousand years ago
薮下がいつも言ってる「人はする、モノは人によってされる」を思い出してください。これが最重要文法事項でしたね!下線部の主語、imagesはモノです。だから「絵が描いた」じゃなくて「人によって描かれた絵」じゃないといけません。ま、painted by Picassoだったら「ピカソによって描かれた絵」だと分かったかも知れませんね。
この様に、いつも完全な文全部に下線が引かれているとは限りません。採点をするときには、「絵は~」になってたら即ペケになります。「~に描かれた絵」になってないと部分点がもらえないってことです。
さて、下線の次の部分に重要な名詞構文があって、本当はそこを訳出する問題にしたかったところです。
⊿その壁画には僕らの祖先が火を使う場面が描かれている。
images show scenes of our ancestors using fire.
先ず、物主語のimagesをそのまま主語にして「絵は祖先が火を使う場面を見せてくれる」とすると、変な日本語になります。だから、「その壁画を見ると」とか「その壁画には」のように、モノ主語を副詞化してやります。そして、「絵は場面を見せる」じゃなくて「絵を見れは、僕らは場面が描かれているのが分かる」としてやります。つまり、あくまでも「人」を主語にして訳し直すのです。
次に、scenes of our ancestors using fireの「A of Bing」です。このA of Bは「同格のof」で「BというA」の訳語が当てはまります。このA of Bingがちゃんと訳せるかどうかもポイントです。
⊿僕が寝る前に本を読む(という)習慣
the habit of my reading books before going to bed
⊿僕らの祖先が火を使う(という)場面
scenes of our ancestors(‘) using fire
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