人が主語の場合、needは動詞になったり助動詞になったりしました。昨日は「私は行く必要がある」を例文としてそれを考えました。今日はちょっと例文を変えて、「私は自分の家を修理する必要がある」で考えましょう。
一般動詞のneed・・・・・・・・・・・・・助動詞のneed
I need to repair my house.・・・・・・・I need repair my house.
Do I need to repair my house?・・・・・Need I repair my house?
I don’ need to repair my house.・・・・I needn’t repair my house.
肯定文で助動詞needは使えません。そして、注目して欲しいのは「I」が主語になっているところです。「S私は→V必要としてる→O家を修理することを」の第3文型で表現されています。
さて、今度は「My house」を主語にしてみましょう!言い換えると、「物」を主語にするわけです。こんな具合です。あ、物主語で助動詞needは使えません!
■家は修理する必要があります。
My house needs repairing.
Does my house need repairing?
My house doesn’t need repairing.
あれ?っと思いましたよね!だってneedは「まだ修理してないので、これから修理する必要がある」と思っているのだからto repairじゃないの?!repairingにしたら「もう修理してしまったこと」になってしまってneedと仲が悪そうだ!
たしかに不定詞to repairは「これから修理すること」、動名詞repairingは「もう修理してしまったこと」の意味を含んでいます。あ、「ことシリーズ」のことを学校英文法では次の様に定義します。
for me to repair my house・・・不定詞の名詞用法
my repairing my house・・・・・動名詞
that I repair my house・・・・・従属接続詞thatが導く名詞節
安心してください!repairingは「もう修理してしまったこと」という動名詞ではなくて「修理」「修繕」という名詞なのです。動名詞が完全に名詞化する例は、コミュ英でも出てきましたね!こんな具合です。
clothe→clothing 「衣服を着ること」ではなく「衣類」
swim→swimming 「泳ぐこと」ではなくて「水泳」
だから「家はS→必要としているV→修理をO」の第3文型が成立していて、「これから修理する」とか「もう修理した」、「修理する」とか「修理される」などとは関係がなくなっているわけです。
次回も「物主語」でのneedの使い方を勉強します。
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