大学入試共通テストの英語（３）
「２つの記事を比較して、類似性と差異性を見つけさせる」問題は、今までのセンター英語では、数年前まで問５で日誌や往復書簡という形で出題されていました。これには、１つのテーマを複眼的に見るという面白さがあって、語られている状況を正確に思い浮かべる読解力が要求されました。最近では問５はただの物語文に堕してしまっていたのですが、新しい共通テスト試行問題では問４で復活しています。
「語られている状況を正確に思い浮かべる力」というのが、今度の共通テストの１つのポイントです。言い換えると、「知識・技能」ではなく「思考力・判断力」を評価するために、平面的な事実ではなく、時間と空間での中で立体的に組み立てられてゆく状況を、ストーリーが展開する中で把握させたいみたいですね。
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