考えると言うこと(2)
この医者の言うのもご尤(もっと)もで、受験勉強というのは制限時間内に効率よく期待されている正解にたどり着く為の訓練ですから、考えちゃいけないわけです。論理的思考能力が試されている数学でさえ、別解禁止だったり、指導要領で扱っていない解法は×になります。そもそも、膨大な数の答案を一々細かく見てられませんから、突飛な(=考え抜かれていて優れた)答案は、スキーのジャンプの飛型点を採点するのと同じで、切り捨てられます。模試なんかは大学生のバイトが採点してるので、「正解」と完全に一致しなかったら×です。あ、短い採点期間を考えると、去年の慶応経済の小論文の一部分は「公平を期すために」採点してないんじゃないか?とも言われています。だから、受験で成功するには、ブルース・リーじゃないですが「考えるな!感じろ!」なわけです(この場合のfeelは「直感的な判断力を使いなさい」くらいの意味です)。
It’s just like the doctor says–studying for exams is an exercise in efficiently getting to the answers expected within the limited time given to take the exam, so you don’t have time to think. Even in the section on mathematics, which tests the ability to think logically, alternative solutions and methods of solving problems that are not included in teaching guidelines are rejected. In the first place, the enormous amount of examination papers makes it impossible to look closely at each of the answers in each one of them. Unusual answers (in other words, excellent answers that are carefully thought out) are ignored the same way they do for the ski jumping contest. Mock examinations are graded by university students who do it as part-time work, so answers that aren’t exactly the same as the answers on the answer sheet are marked as being incorrect. Considering the short time given to grade exams, some people say that maybe part of the essay on economics in Keio University’s exam wasn’t graded to ensure fairness. So if you want to pass the exam, to quote Bruce Lee, “Don’t think! Feel!” (In this case, feel means intuitive judgment.)
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yabu. Posted on
水曜日, 7月 5, 2017, at 3:17 PM. Filed under
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9 Comments
慶應は小論文の配点が高いので採点してないと断言するのは難しいのではないですか?
その他の英語や数学や歴史の点数があるの一定の点数に届かい場合、その受験者の小論文を採点しないとすればある程度の人数まで絞れると思います。そうようにすれば短い採点時間内で受験者全員の小論文を見ずに合格しそうな受験者だけの小論文を採点できると思います。
ただ、慶應経済は他の慶應文系の学部に比べたら小論文の配点が若干低いのも事実です。
大変ご無沙汰しております。元4Gで今は5Aの者です
高1の英語表現がまだ途中(第6講の仮定法の途中)で一年が終わってしまってこの続きは夏休みの講座を開きたいとおっしゃっていたのですが、今年度に入って先生がかなりお忙しそうでしたので夏休みは難しいということはわかっているのですがやはり先生の講義を受けたいという想いが強いのでいつかどこかで講義開いていただけませんか?
KUMAさん!7月に復帰して、何かとバタバタしてしまい、去年の約束が果たせなかったことを残念に思います。リンダがあの世に一歩、片足を掛けているので、しばらくはバタつきそうです。リンダのガンは進行性の強いスキルスタイプで、名古屋医療センターでは異例の抗癌剤治療に今日から入りました。1年間続きます。僕は海老蔵のように人間が大きくないので、未だに現実が受け入れられずにいます。もうちょっとジタバタさせてくださいね。夏休み中に、ブログで「時制」の講義をします。是非、それで勉強してください。
失礼します。突然なんですがシス単見てたら
The data indicate that he is right.
データは彼が正しいことを示す。
と言う例文が出てきました。the dataが主語なので三単のsが必要だと思うのですがどうなのでしょうか?
現在5年J組の者なんですが、英語がなかなか読めるようになりません。単語はシス単活用術を利用して、一年生のbeの問題集をやり直しています、、、英語の勉強の仕方コツなど教えてもらえないでしょうか?
そこらへんの人さん!dataはdatumの複数形ですから、シス単の例文は間違ってはいません。だた、最近では米語ではdataを不可算名詞扱いしてるので、君の言うのも間違いではありません。言葉はどんどん変化します。
ゼロ式君!英語が読めない理由は千差万別です。こんど時間を作ってお話をしましょう。yyabushita@ezweb.ne.jpにメールください。
The data indicate that he is right.
データは彼が正しいことを示す
>いくつかの資料がすべて一つの事実をさしていることを述べる気持ちが根底にあるときは、indicatesとなり
複数をはっきりさせるときにはindicateとなる、というのが東部の白人のWasp出身の見解だよ。
あ~!すごいですね。通りすがりさんの意見にリンダも同意してます。でも、そこまでこだわらなくても、もっと気楽に英語を使っていいじゃないですか。その細かさが日本人である僕らの悪い癖です。そんなのだから、小学生に英語をやらせてしまうのではないでしょうか。
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