英語って、主語がなくてもいいんです!(9)
先を読んでみましょう。
And ever just as sure
As the sun will rise
このフレーズは前の部分の続きですから、主語はやっぱり「愛」です。
⊿太陽が必ず昇るように、人のことを好きになっちゃうのは避けられない。
And love is ever just as sure as the sun will rise.
(2)でも書いたのですが、歌詞に出てくるoldは「古い」じゃなくて「当然の」でしたね。このsureも同じです。2段目のtrueも同じ意味で使っています。人のことを好きになるのは必然で不可避だと言ってるわけです。
それを裏付けているのがここに出てくるwillです。この will は「必然・不可避の will 」といって、「避けられない状況」や「必ずそうなる性質」を表現します。あ、皆が使ってる「いいずな書店」の『総合英語be』を使って調べてみましょうか。目次だと5-5に「willとwould、shall」という項目はあるのですが、「必然・不可避のwill」は見つかりません。じゃあ、文末の索引を見てみると、こうなってます。
will
(意思や予想)079, 147
(習性や性質)149
(推測)152, 164
(未来)・・・
「性質」で引っかかるので149ページを見てみましょう。あ、さすが『be』ですね。ちゃんと載ってます。
習性や性質を表すwill
「必ずそうなる」という習性や性質を表すときにwillを使うことができる。
⊿事故は起こるものだ。
Accidents will happen.
でも、次の様に、自然法則として繰り返されることを言うときは現在形をつかう。「やってみれば必ずそうなる」ことであればwillを使うこともできる。
⊿太陽は東から昇る。
The sun rises in the east.(○)
The sun will rise in the east.(×)
あれ?おかしいですね!太陽が昇る様な場合は使えないと書いてあります。「美女と野獣」の英語は間違っているのでしょうか?それとも『be』がウソをついているのでしょうか?!続きは次回です。
・
This was written by
yabu. Posted on
水曜日, 5月 24, 2017, at 1:25 PM. Filed under
「エッセイ」. Bookmark the
permalink. Follow comments here with the
RSS feed. Trackbacks are closed, but you can
post a comment.
Post a Comment