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岩間君の挑戦(30)その2

前回の講義で「手段・方法のby」を使った「電話で」という表現を勉強しました。こんな具合です。
結果は電話でお知らせします。
The result will be announced by phone.
さて、今回の「電話で」はover the phoneを使います。こんな具合です。
今、彼と電話で話せますか?
Can I speak to him over the phone now?
今度は冠詞のtheが付いています。どうしてかというと、それだけ話が具体的になったということです。「私」と「彼」をつなぐ電話ですから具体的なのでthe phoneなわけです。離れて向こう側にある電話にはoverを、ただ繋がっていると言いたければonを使います。こんな具合です。
今、彼と電話で話せますか?
Can I speak to him on the phone now?
一方、前回の「結果は電話で連絡します」では、誰と誰が電話で話をするのかがハッキリせず、ただ関係者全般に電話で知らせると言ってるわけです。ね!by phoneの方がものすごく一般的だとこれで分かりましたね。
さて、基本的に「物は人によってされる」ですから、「受け身のby」の後ろには意思のある「行為者」、つまり「人」が来ます。こんな具合です。
この物語はビルが書いた。
This story was written by Bill.
でも、英語には「物がする」場合もあるので、いつも「受け身のby」の後ろが「人」とは限りません。こんな具合です。
嵐で校舎が壊れた。
The storm destroyed our school building.
→Our school building was destroyed by the storm.
あ、「基準のby」の後ろにも「物」が来ます。こんな具合です。
表紙で本を判断してはいけない。
Don’t judge a book by its cover.
「手段・方法のby」について考えてきましたが、「by+名詞」は結構厄介ですから、「by+動名詞」で逃げるのが正解です。あ、いっそのことby means of+名詞にしてしまうのもいいかも知れません。こんな具合です。
良い教育によって仕事を手に入れるのが大切だ。
Getting a job by means of a good education is important.
でも、「仕事を手に入れる」ために「良い教育を受ける」わけですから、薮下だったらこうします。
良い教育によって仕事を手に入れるのが大切だ。
It is important to get a good education to get a job.

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