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岩間君の挑戦(11)

<2008年度・慶応経済・Ⅳ>
このボランティア募集計画の最大の問題は、その時間調整にあると思われる。ポスターによると、地元の福祉ハウスを支援したい生徒は日曜日はいつもそのハウスにいなければならない。多くの高校生がその計画に参加することについて誠実に考えているだろうが、彼らは日曜日の朝は家でゆっくりしたいだろうし、ボランティアに参加できないような他の用事が日曜日にできるかもしれないと気にしてもいるだろう。
I think the biggest limitation of this recruting program for volunteers is its timings.  According to this poster, students who want to volunteer at the local care house have to be present at the care house every Sunday.  While many high school students are genuinely considering entering the program, they would prefer to relax at home on Sunday mornings.  They are also afraid that they may have other plans on Sunday, and this prevents them from participating in the program.
<読者への挑戦>
赤本が作った慶応経済の解答例の赤い部分が間違っています。どうして間違っているのか、どうすれば正しい英語になるのかを考えてみてください。
2008年度の慶応経済の自由英作文です。
1.its timingsits timing
数にいい加減な日本語にドップリつかっている僕らには、名詞の加算・不可算という考え方がよくわかりません。日本語は、机が1つあっても50あっても「机がある」です。農耕民族である日本人は収穫物を数ではなくて量ではかります。一方、英語は可算名詞が1つなら冠詞aを付け、50あれば複数形の-sをつけてやらないといけません。日本語のように可算名詞を無冠詞単数形で放置しません。狩猟民族は分配するのに獲物の数をかぞえないといけないのでしょうね。
逆に不加算名詞なら不定冠詞や-sをつけてはいけないのですが、形容詞がついて具体的になってくると数えられるようになる。本当に厄介ですね。
さて、抽象名詞は数えられません。なぜならそれは人間の頭の中だけにある「感情」や「考え方」で、具体的に目に見えないからです。見えなきゃ数えられないよね。
タイミング(timing)」というのは、一番良い時間を選択するという行為や能力です。人間の行為や能力は僕らの頭の中にある「考え方(概念)」ですから、数えられません。だからtimingのsをとってやります。

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