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岩間君の挑戦・進研模試はダメ!(2)

今日受験した「進研模試・2016年度・高1」の『総合学力テスト・7月・英語』の解答・解説にも変な訳語がありました。
【必答問題・大問5】
“I really want to say yes, David,” Nina said, “I think this is just the beginning. Maby I could become manager for a big area in a few years and after that… well, who knows?  Then we could buy two restaurants and…”
「私は本当にイエスと言いたいのよ、デイビッド」 とニナは言った。「これはほんの始まりだと思うの。たぶん数年で大きな地域の責任者になれて、そのあとは・・・うーん、どうなるか誰にもわからないでしょ?そうしたら、私たちはレストランを2つ買えるわ、そして・・・」
このWho knows?を「誰にも分からない」と否定で訳出してはいけません。確かに「この先のことなんて誰が分かるというの?」の裏には「誰にも分からない」という気持ちが隠れています。でも、否定で訳出すると「そんなこと知らないよ」とか「何とも言えないね」というマイナスの意味合いが強く出てしまいます。
文脈からすると、ニナはものすごいプラス思考で、自分がこれからどんどん出世して「ひょっとしたら」レストランが2つ買えるかもしれないと思ってるわけです。そう、このWho knows?は「ひょっとしたら」と訳出します。そして、we could buy two restaurantsのcouldはifのない仮定法ですから、「買えるわ」ではなくて「もしかすると買えるかもしれない」でないと減点です。進研模試の解説者は仮定法がよく分かってないですね。これは明日のブログ記事の伏線です。
これはほんの始まりだと思うの。たぶん数年で大きな地域の責任者になれて、その後は・・・う~ん、ひょっとしてそうなったら、私たちはもしかするとレストランを2つ買えるかもしれないわ!そして・・・
さて、ちゃんと「マーカ抽出法」を使って解きましたか?夏休みまでにあと数回授業が残ってますので、実際に薮下が「マーカ抽出法」を使って解いてみようと思っています。こうご期待。

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