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薮研の使い方(2)・単語の覚え方(その1)

さて、今回からしばらくは「英語が読めるようになる」ためには何をしたらよいかを説明します。
英文は「単語」で出来てます。つまり、意味を持ってる一番小さな単位が「単語」なわけです。だから、「単語」を知らないと英文は読めません。その中で、特定の単語の使い方を「語法」と言います。また、単語が2語以上集まって1つの意味を持つと「熟語」や「構文」になります。熟語の中で文全体の意味づけに関わるようなもののことを「構文」と呼んでいます。でも、どこまでが文の一部で、どこからが文全体なのかの線引きは人によって違います。だから、この2つの区別はとても曖昧で、同じ表現を参考書によって「熟語」と呼んだり「構文」呼んだりします。それ以外の英文全体にわたるルールのことを「文法」だと考えて良いでしょう。だから、「英語が読めるようになる」ためには、「単語」、「熟語」、「構文」、「語法」、「文法」が分かってないといけません。
先生の中には、英文をたくさん読んでるうちに「英語のセンス」が養われて、単語や熟語に構文、語法や文法なんて勉強しなくても英語が読めるようになるという人がいます。多分その人たちは、僕たちが日本語の文法なんてよくわからなくても日本語を読んでいることが頭にあってそう考えるのでしょう。仮に、僕らの身の回りにいる人たち皆が英語を使っていて、僕らも四六時中英語を使わなくてはいけないような環境に身を置いているのであれば、英語が読めるようになるかもしれません。でも、日本で生活をしてる限りそんな環境は残念ながらどこにもありません。
さて、「薮研」で「単語」を扱っているのが「システム英単語連想記憶術」です。これは「薮研」の右側の「目次・PDF教材」の下から5つ目にあります。
連想記憶術というのは、いわゆる「語呂合わせ」です。日本史の年号を「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」なんて覚えていたやり方です。あ、今では源頼朝が開幕したのは1185年になっていて、「いい箱(1185)作ろう鎌倉幕府」と覚えるそうです(いい箱って何なのでしょうかね?)。これと同じ要領で英語を読むための基本単語2000語を覚えようと作ったのが「システム英単語連想記憶術」です。「墓場でセミ採り」で「墓場=cemetery」と覚えます。
「システム英単語連想記憶術」には語呂合わせ以外にも、「接頭語、接尾語、語幹」を使った覚え方も載ってます。こんな具合です。「」と書いてあるのが「語幹」で、語幹の前にあるのが「接頭語」、語幹の後ろにあるのが「接尾語」です。
□□ 0003
increase
幹 crease=生まれる・できる
「in =中」+「crease =できる」= increase
→中にどんどんできる=増える
「de =下」+「crease =できる」= decrease
→できる数が下がる=減らす
この仕組みが分かっていると、知らない単語に出会っても、その単語の意味が推測できるようになります。そして、その単語が入試でどの様に出題されるのかを説明しているブログ記事が「薮研」にはあります。これも「システム英単語」に準じているのですが、知らない子が多いと思います。「薮研」の右側の「開講科目」の中にある「ヤバい英単語」がそれなのですが、こんな具合になってます。
0004
expect 「イクスペクト」
「捕虜は生かすべきと期待する」
語幹 spect=見る
「ex=外」+「spect=見る」=expect
→待ちかねて外を見る→期待する
「re=再び」+「spect=見る」=respect
→振り返ってもう一度見る→尊敬する
「in=中」+「spect=見る」=inspect
→中を見る→検査する・調べる
「pro=前」+「spect=見る」=prospect
→先のことが見える→見通し・予想
語法  expect人to
構文 前否定か後否定か?
赤い部分をクリックすると、expectが入試でどの様に出題されるのかが分かります。今はまだ「目次」がないので、投稿した順番に並んでいて使いにくくなってます。すぐに「目次」を作りますね!

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