ReadingDrill第23回(3)
やっと時間ができたので、ReadingDrill第23回の解説を再開します。今回は設問4の内容一致問題をやりましょう。
What is the author’s main reason for raising the example of Nauru in this paragraph?
1.To argue that environmental destruction is an inevitable result of migration.
2.To argue that on a global scale, foreigners will abandon polluted places.
3.To explain that access to easy migration encourages environmental destruction.
4.To explain that profits based on short-term thinking can lead to migration.
この設問文、「この段落で、著者がナウルの例を引いたのはどういうわけか?」からマーカを抽出するのはちょっと難しいですね。なぜなら、これは「true or NOT trueタイプ」の設問だからです。あ、「true or NOT trueタイプ」を忘れた子はここを参照してください。ですから、すべての選択肢からマーカを抽出します。こんな具合です。
What is the author’s main reason for raising the example of Nauru in this paragraph?
1.To argue that environmental destruction is an inevitable result of migration.
2.To argue that on a global scale, foreigners will abandon polluted places.
3.To explain that access to easy migration encourages environmental destruction.
4.To explain that profits based on short-term thinking can lead to migration.
ここでもまた慶応の得意な「原因・結果」の選択肢が登場します。そこでもう1度「原因・結果の表現」を復習しておきましょう。赤い矢印の向きに注意してください。
「Aが原因でBが起こる」(A→B)
A result in B(Aは結果としてBをもたらす)
A lead to B(AはBにつながる)
A cause B(AはBを引き起こす)
A encourage B(AはBを促す)
A drive B(AはBを促す)
「Bが原因でAが起こる」(A←B)
A is the result of [from] B
ポイントは「結果のin」と「理由・原因のfrom」でしたね。つまり、inは「因→果」でfromは「因←果」です。toは見ての通り→、他動詞cause、encourage、driveは「引き起こす」とか「促進させる」なので「因→果」になります。さて、先ずは選択肢の1と3を考えましょう。だって、両方の選択肢にはenvironmental destructionとmigrationが出てくるからです。
1.「environmental destruction果 ← 因migration」
3.「migration因 → 果environmental destruction」
一見すると真逆のように見えますが、1には「理由・原因のof」、3には「促進させるencourage」があるので、2つとも「移民が原因で環境破壊が起こる」と言ってます。ということは1が正解なら3も正解になってしまうので、1も3も不正解だと分かります。同じ内容の選択肢があれば、両方とも不正解だということです。こういう風に頭を使うことが大切ですよ。
では、ちゃんとマーカを抽出しておきましょう。environmental destructionとmigrationのマーカが段落冒頭文にヒットします。
⊿環境破壊は移民を多く促進させてきた。
Environmental destruction has driven much migration.
これは「環境破壊が意味を促進する」といっているので、やっぱり1や3とは全く同じだと分かります。長くなったので、2の選択肢は次回考えます。
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