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The Music Day「音楽は太陽だ」?!

薮下はこれに意見する気はなかったのですが、さだまさしが出てたのでちょっとビックリして、書く気になりました。
the music dayは「今日は音楽の日だよ!」くらいの意味で、タイトルですから何でも良いのですが、「音楽は太陽だ」にはなりません。Super flyが「すごいハエ」だったり、Ride with meが「僕と一緒に電車に乗って!」だって分かってるのか?!とも言うつもりはありません(superflyはスラングで「すごいっ!」て意味もあるのですが、普通の人は使いません)。だって、僕ら日本人にとって英語はただの飾りですからね。だから、文科省の教育改革なんて上手く行くはずがないのです。
「やはり僕たちの国は残念だけど、何か大切な処で道を間違えたようですね」
これってオンエアしてもいいのですか?さだまさしの書いたこの歌詞には、自然や人の心の美しさを失った日本に対する絶望だけでなく、所詮この国は農民の国だから、自分のやってること(ヴァイオリン)を評価なんてできないだろ!という気持ちがこもってるのを分かってやってるのでしょうかね?
さだまさしは、宮沢賢治がウィリアム・モリスの説いた「芸術とは人の労働に於ける喜びの表現である」を農民に対して実践しようとして挫折したように、自分がいくらヴァイオリンで身を立てようとしても、この国は農民の国だから、自分を評価する物差しなんてないんだと思い知らされ挫折します。いや、山本直純からそう教わって絶望します。
何度も書きましたが、映画監督のビートたけしも、指揮者の小澤征爾も、野球選手のイチロウも、青色発光ダイオードの中村修二も、iPS細胞の山中紳弥も、欧米人の物差しで評価され日本に逆輸入されました。つまり、日本人には彼らのスゴさが全く分からなかったのです。だって、農民の文化しかないのですから、欧米の文化なんて分かりっこありません。それまでの日本での彼らの評価は、大体が「変人」でした。
テレビ局は、そこら辺のことを分かって「風に立つライオン」をやったのでしょうかね?あれに出演したさだまさしも分かりませんが、それをオンエアしたテレビ局も分かりません。
薮下には今の日本の芸能界のレベルはよく分かりませんが、番組は薮下の今いる学校の学園祭を見てるようでした。日本人は均質性を好む民族だなあ、とつくづく感じました。つまり、手の届かないスゴいミュージシャンじゃなくて、江戸時代からこのかた、夜這いに行く「隣のお姉さん」が大好きなんですよね!これぞまさに農民の文化です。あ、薮下が何を言っているのか分からない子は、民俗学者の宮本常一が書いた『忘れられた日本人』を是非読んでみてください。柳田国男がただの似非だということも分かります。

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