Skip to content

ReadingDrill第19回(4)

前からReadingDrill第19回の解説をやってます。今回は、設問5の内容一致問題をマーカ抽出法を使って解きます。
Why does the author emphasize an 80% success rate in this paragraph?
(A) To contrast negatively with the adults’ success rate
(B) To demonstrate the high quality of the overall results
(C) To emphasize how many types of crabs there are
(D) To reveal the elementary student’ lack of skills
内容一致問題は久しぶりなので、もう1度ポイントをまとめておきましょう。
・選択肢の正誤を判定するための根拠になる英文が必ず問題文の中にある。それを「根拠文」という。
・根拠文を探す目印になる語句を「マーカ」という。
・設問の英語にある、その設問に独特の名詞がマーカになる。名詞はウソをつかないから。
・特に、固有名詞、数字は有効なマーカになる。
・「true or NOT trueタイプ」の設問は、設問の中にマーカが設定できないので、選択肢の中からマーカを抽出する。
・確定要素をザックリとマーカとして抽出することが良い場合もある。
・場合によっては、副詞や形容詞をマーカにすることもある。
true or NOT trueタイプ」というのは例えばこんな設問です。
[テーマ]について本文中に書かれていないのは次のうちのどれか。
Which of the following is NOT mentioned in the passage about [テーマ ]?
これでは、テーマ以外の名詞はないので、マーカの抽出は不可能です。
さて、今回の設問ですが、「true or NOT trueタイプ」ではないので、設問の英語の中からマーカを抽出します。そして、とても有効なマーカである数字が出てきます。
Why does the author emphasize an 80% success rate in this paragraph?
Two recent studies show that it can.  The first focused on volunteer knowledge and skills.  In this study, a scientist asked volunteers to identify types of crabs along the Atlantic coast of the US.  He found that almost all adult volunteers could perform the task and even third graders in elementary school had an 80% success rate The second study compared professional and nonprofessional methods.  Following a strict traditional procedure, a group of 12 scuba divers identified 106 species of fish in the Caribbean.
マーカがヒットした英文が「根拠文」になりますから、下線部の英語は気合いを入れて読みます。あ、この段落の主張文の内容を忘れてはいけません。
成人ボランティアのほぼ全員がその問題をクリアできたこと、そして小学3年生のボランティアでさえも80%の正解率だったということがその科学者によって明らかにされた。
主張は「市民科学は信用できると考えて良い」だから、「根拠文」に「成人ボランティアはほぼ全員が、小学3年生でさえ80%が正解した」とあるわけです。それを頭に置いて選択肢を見ます。
(A)大人達の成功率と悪い意味で比較するために(-)
(B)上出来であった結果を明らかにするため(+)
(C)沢山の種類のカニがいることを強調するため(?)
(D)小学生達の技術力のなさを明らかにするため(-)
「なんと小学生でも80%の成功率」は(B)と一致するのは明白です。あ、これも選択肢をプラスイメージ、マイナスイメージに分けてみるのもとても有効です。「なんと小学生でも80%の成功率」は当然プラスのイメージですから、ニュートラルの(C)を除いて、プラスイメージは(B)しかありません。

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*