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ReadingDrill第16回(5)

前からReadingDrill第16回の解説をやっています。今回は、設問5の内容一致問題の解説をやります。
設問5 最も適当なものを1つ選び○で囲みなさい。
The citizen scientists in Paragraph(1) (     ).
(A) compare their data with that of other volunteers
(B) earn some money for the information they gather
(C) monitor the life cycles of insects in laboratories
(D) report on their results or activities to professionals
これはセンター試験で出題された内容一致問題です。設問の英文が「テーマ=(   )」になってます。こうなると、マーカとして抽出できる名詞はテーマのcitizen sicentistsしかありません。テーマは最終文のall three consider themselves lucy to be “citizen scientists“でヒットするのですが、あんまり役に立ちません。だから、こういう場合は「true or NOT trueタイプ」と同じように、選択肢全部からマーカを抽出するしかありません。
(A) compare their data with that of other volunteers
(B) earn some money for the information they gather
(C) monitor the life cycles of insects in laboratories
(D) report on their results or activities to professionals
前回に見たように、登場人物3人は[data、findings、reports]をprofessional scientistに[submit、hand in]したり、scientistとshareしたりしてます。でも、(A)にあるようにdataをcompareするとは書いていません。それにvolunteersはまだ第1段落には出てきません。出てこなければ誤りです。だから(A)は明らかに間違っています。
(B)のマーカはsome moneyですが、お金に関する記述は、テーマが登場する最終文の”Nobody is paying Barbara, Antonio, or Emily for their efforts”がそうです。誰も3人に研究成果と引き替えにお金を払ってはいないのですから、earn some moneyは明らかに間違っています。
(C)のマーカはinsectsですが、蝶やカエルやハチは確かにinsectsなのですが、そのlife cycles(一生)を研究するとは書いてません。卵の数を数えたり、カエルの声を聞いたり、タグを付けたりしているだけです。だからこれも明らかに間違ってます。書いていなければ誤りだと言うことを忘れないでください。
だから(D)が正解だと分かるのですが、何とここにもparaphraseがあるのですよ!先ず、reportは「報告書を届け出る」の意味ですから、submitやhand inと同じです。それに、resultsにも「研究成果」の意味があって、findingsやeffortsと同じです。つまり、この選択肢(D)も3人のやってることを別の表現で言い換えているわけです。結局、こういうことです。
sharesubmithand inreport
datafindingsreportseffortsresults
ほらね!今年のセンター英語の特徴がよく分かるでしょ!ここから分かることは、普段から語彙力をつけておかないとダメだということです。そして、もう1つ分かることは、このparaphraseのお陰で、マーカがスッキリとはヒットしないということです。ま、選択肢の正誤判定がバカみたいに簡単だから助かってますが、南山や上智のようにマーカがヒットした文が根拠文でそこから正誤を判断するわけには行かないわけです。

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