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ReadingDrill第14回(2)

前からReadingDrill第14回の解説をやってます。今回は、設問3の解説をやります。あ、著者の主張文を探すいつもの設問2がないのは、この段落には主張文が無いからです。そに代わりに「抽象的説明文」と、それが詳細に具体化された「具体的説明文」があります。つまり、段落冒頭文が「抽象的説明文」、第2文のOne says以降が「具体的説明文」です。
設問3 聖書に書いてある話とそうでない話の区切り目にスラッシュを入れなさい。(20)
それよりも、どこまでが聖書に書いてある話で、どこからがそうでない話かを区別できることの方が大切です。なぜなら、今回の内容一致問題、設問6と深く関わっているからです。
There are many legends regarding the origin of the Blarney Stone, and most of them are related to Bible stories. One says it was the rock that Moses struck with his staff to produce water for the Israelites, who were escaping from Egypt. Another says it had once been Jacob’s Pillow and that the prophet Jeremiah had brought it to Ireland. Yet another says it was the Stone of Ezel, which David hid behind while escaping from King Saul. Still others claim it is from the Wailing Wall of the temple in Jerusalem. //The most commonly accepted story of the stone, one not associated with the Bible, is that ~
何に注意して読めば、どこまでが聖書の話で、どこからがそうでないかを判断できるか分かりますか?そう!Bibleをマーカに設定すれば良いことに気がつけばOKです。すると、2カ所の赤い部分にBibleが出てきます。そして、前半が「聖書に関係がある」、後半が「聖書には関係がない」とあるので、スラッシュ(//)の部分に区切り目があることがわかります。
注意して読む価値のある、もう1つの論理語がone、another、yet another、still othersです。「ある」、「別の」、「さらに別の」「またさらに別の」と展開してきて、//の所で途切れます。
さて、設問6の内容一致問題を解いてみましょう。マーカになる名詞はKing Saulしかありません。
From the passage we can conclude that King Saul is (     ).
(A) an Irish king
(B) a figure from the Bible
(C) an ancestor of Robert the Bruce
(D) the original owner of the Blarney Stone
そして、one、another、yet another、still othersから分かるように、前半の聖書に書かれている話は4つあって、
その中の1つにKing Saulが出てきます。逆に、これ以外の話にはKing Saulは出てきません。だから、これが根拠文になります。
⊿さらに別の話には、それはエーゼルの石で、ダビデがサウル王から逃れている間に、その石の後ろに隠れたと書いてある。
Yet another says it was the Stone of Ezel, which David hid behind while escaping from King Saul.
一見すると、どの選択肢もハズレのような気がします。彼がアイルランド人だとも、聖書に出てくる人だとも、ロバート・ドウ・ブルースの先祖だとも、ブラーニー石の元の所有者だとも書いてはいません。
(A)アイルランド王
(B)聖書の登場人物
(C)ロバート・ドウ・ブルースの先祖
(D)ブラーニー石の元の所有者
ここで気がついて欲しいのが、前半は聖書に出てくる話だということです。彼が聖書の登場人物だとは積極的に書いてはいませんが、根拠文が聖書に出てくる話なのだから、正解は(B)だということになります。figureは「フィギュア-・スケート」のfigureですから、氷上で滑る身体の「姿形」が評価されるわけです。でもfigureは多義語で、それ以外にも「外観」「図表」「人物」「人影」の意味があります。ここでは「人物」の意味だと言うことが分かるかどうかも大切なポイントです。

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