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タカちゃんからの質問

<質問>
分詞?やら現在分詞とかよく意味もわからないしどのような時に使うかもわかりません。教えてください
<回答>
タカちゃん!回答が遅くなってごめんなさい。今はちょうど入試シーズンですから、学校が忙しくてなかなか時間が取れませんでした。国立大学2次試験が終わるまではちょっとムリかも知れません。ですから、簡潔に説明します。詳しくは「薮研」の検索窓を使って自分で調べてください。
先ず、「分詞」というのは「動詞からかれてできた詞(ことば)」くらいの意味です。つまり、元々は動詞だったということです。じゃあ、どういう働きをするのかというと、ズバリ、ただの「形容詞」だということです。動詞からできた形容詞ですから、「分詞」には動きがあります。一方、普通の形容詞には動きはありません。こんな具合です。
白いゴジラ
white Godzilla
走っているゴジラ
running Godzilla
「白い」という形容詞には動きはありませんが、「走っている」には動きがあるでしょ。過去分詞もやっぱり同じです。
白い花瓶
a white vase
壊れた花瓶
a broken vase
「壊れた」じゃなくて「壊された」が英語的な発想です。つまり、「人は花瓶を壊す、花瓶は人によって壊される」わけです。でも、日本人は原因・結果をハッキリとはさせずに「勝手に花瓶か壊れた」と発想します。だから日本人には「個人責任はない」とよく言われます。ま、それは置いておいて、「壊された花瓶」にも動きがありますね。
「過去分詞」で大切なことがあります。それはhaveと一緒になると「形容詞」じゃなくて「動詞」になることです。
僕は前に豊川に住んでいた
I lived in Toyokawa before.
僕は5年間豊川にずっと住んでいる
I have lived in Toyokawa for five years.
livedは動詞の過去形、have livedは動詞の完了形です。haveは現在形なので「現在完了」、hadになると過去だから「過去完了」なんて呼びます。「過去形」は「過去の動作や状態」を表します。だから、今は豊川に住んでいないという事実も表現しています。一方、「現在完了形」は、文字通り「現在、完了しました=今、終わった」、ということは「今までずっとやっていた」、つまり「今までにやったことがある」という意味を表現します。上の例は「今までずっと豊川に住んでいる」ということです。こっちは今も豊川に住んでいるという事実も表現しています。
「現在分詞」にも大切なことがあります。それは、同じ「-ing」の形をしているのに、「~すること・~であること」の意味を表す「動名詞」というのがあるのです。「詞が名詞になったもの」で「動名詞」です。
僕は野球をすることが好きだ(=僕は野球をするのが好きだ)。
I like playing baseball.
基本的には、これだけのことを知っていたら大丈夫でしょう。薮研のここも参照してみてください。

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