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「ヤバイ英熟語」(3)「句動詞」って何?・その1

「置く」のputは、実は「熟語」とか「慣用句」、「イディオム」なんかじゃなくて、第5文型で使う普通の他動詞です。
⊿「主語は何?+それがどうした+何を+どの様に
We named our dog Luck.
She calls me Ken.
He will make me happy.
名付けた+何を+どの様に」→「家の犬をラックと名付けた」
呼ぶ+何を+どの様に」→「僕のことをケンと呼ぶ」
する+何を+どの様に」→「あたしを幸せにする」
put(ある状態にする)はこれらと全く同じように第5文型で使います。
I put the dishes on the table.
ある状態にする+何を+どの様に」
→「皿をテーブルにひっついてる状態にする」=「皿をテーブルに置く」
そして、ここでポイントは「どの様に」の所には形容詞が来るとくことです。happyは形容詞だと分かります。LuckやKenは固有名詞ですが、名詞は形容詞としても使えます。そして、on the tableは「前置詞+名詞」が形容詞になっているわけです。
一方、put onは「ある状態にする」と「ひっつける」の2つの動作が合体して「着る」という意味ができあがっています。こういう2つの動作が合体して出来ている動詞のことを「句動詞」とか「群動詞」と呼びます。そして、「着る」の意味のput onは第3文型で使います。つまり、「主語は何?+それがどうした+何を」の語順になるわけです。
⊿「主語は何?+それがどうした+何を
I love you.
You know him.
I put on my coat.
愛してる+何を」→「君を愛してる」
知っている+何を」→「彼のことを知っている」
着る+何を」→「自分のコートを着る」
ねっ!「置く」のput onと、「着る」のput onでは、使われる文型が違うって事がわかったでしょ。ここでポイントは、何でも「熟語」とか「イディオム」で1つにまとめて覚えるのも良いのですが、ちゃんと使い方と一緒に覚えないといけないということです。次回は「句動詞」をもう少し詳しく勉強しましょう。

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