今日のハッピーアワー(12)
-秋を感じる…-
涼しくなってきて、なんとなく体が求めるものも変わってきている。そんな今日この頃、日本酒でも飲もうかという気分になった。友人が持ってきてくれた恵那蛭川の地酒、「笠置鶴」特別醸造(生)である。
里山でよく飲まれている地酒は、私の印象では、だいたいガツン系が多い。スルメか漬け物をあてに、酔っぱらうために飲むような、飲み応えがあるものが多い気がする。しかし、これは、結構しっかり味がありながら、のどに突っかかるイヤな刺激がなく、味わって飲むのも相性の良い料理と一緒にやるのも良い。
日本酒は概して甘いというのが筆者にはときどき邪魔なのだが、これはそれ程でもない。一方、香りは特段強調されておらず(吟醸でないからね)、米の旨みなんだろう、ご飯をよく租借したような味わいがあるので、こんな風に合わせてみた。
「マグロの漬け丼白魚数の子」
よく透き通った白魚にオクラで色のアクセント。
イカン、本当にダメ。上手いわあ、本当に合う。あんまりお酒を飲んでいる感じがしない。やはり米の旨みなんだろうねえ、酒と食事が別々にならず、調和してまとまっているように思う。ここ3日ぐらい飲んでいなかったので、余計においしく感じたのかも知れないけどね。
・Toshihiro Kanenobu
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