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第2課 「文」(39)第5文型⑳

「やり直しの英文法」、第2課「文」の39回目です。知覚動詞と使役動詞のまとめの2回目です。今日は「受け身の時のtoの復活」をまとめておきます。
<知覚動詞の受身>
■人=知される+toするのを(不定詞)
「知」は「知覚動詞」です。具体的に言うと、「見る+人が+するの(原形)」を受け身にすると「人=見られる+toするのを(不定詞)」になって、省略されて原形になっていた不定詞が復活します。つまり「受け身の時のtoの復活」です。
■人=知される+しているのを(現在分詞)
「見る+人が+しているのを(現在分詞)」を受け身にすると「人=見られる+しているのを(現在分詞)」になります。受け身は「A=Bされる」で完結し、余った説明はそのまま続ければ良いわけです。
■物=知される+されるのを(過去分詞)
「見る+物が+されるのを(過去分詞)」を受け身にすると「物=見られる+されるのを(過去分詞)」になります。
<使役動詞の受け身>
■人=made(させられる)+toするのを(不定詞)
使役動詞にはmake、let、have、getの4つがあるのですが、「させられる」の受け身になるのはmakeだけ。「させてあげる」のletや、やって当然、やらせて当然のhaveやgetは受け身になりません。また、「させる+人に+することを」はあっても「させる+人に+していることを」はないので「人=させられる+しているのを(現在分詞)」にはなりません。また、物には意志がないので、「物=させられる」にもなりません。だから、使役動詞の受身はこれ1つだけです。知覚動詞と同じで「受け身の時のtoの復活」が起こってます。
<生々しい知覚動詞find>
普通の知覚動詞には次の3つの基本的用法が考えられます。
「知+人が+するのを(原形)」
「知+人が+しているのを(現在分詞)」
「知+物が+されるのを(過去分詞)」
でも、生々しい知覚動詞findは、目の前で起こっている出来事を臨場感いっぱいに表現するので、「人が+するのを(原形)」では使えません。
「find+人が+するのを(原形)」(×)
「find+人が+しているのを(現在分詞)」
「find+物が+されるのを(過去分詞)」
知覚動詞、使役動詞について今までしゃべったことを簡単にまとめておきました。あとは知覚動詞で「コントロールできない物はされることはない」と使役動詞で「have+人+-ing」を講義すれば第5文型はお終いです。ということは第2講「文」も全巻の終了となります。もうチョットですから頑張っていきまっしょい!!あ、明日から補習が始まるので、更新は不定期になります。お許しを!

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