第2課 「文」(24)第5文型⑤
「やり直しの英文法」、第2課「文」の24回目です。ここしばらくは第5文型について講義しています。今回も「思う+何を+どの様に」のタイプについて考えましょう。次の例文を見てください。
⊿ファンは彼らのことをすばらしいダンサーだと思っている。
Their fans think them to be great dancers.
Their fans think of them as great dancers.
上のは前回やった「思う+何を+to beどの様に」です。このto beはなくてもかまいません。そして、下のが今回勉強する「思う+何を+asどの様に」です。このasは「様態のas」で「どの様に」の意味を表現できます。こんな具合です。
⊿彼は忘年会で女装した。
He was dressed as a woman at the year-end party.
あたしは昔、アメリカでピアノをやっていたのですが、その時知り合った音楽・芸術関係の仲間は、ほとんどの男性がおネエ系でしたね。でも、彼らの方が普通の男よりも話が面白くて、センスが良かった。また、見かけと中身とが一致してないことにコンプレックスを持ってませんでしたね。あ、話を元に戻しましょう。as a womanで「女性の様に」。文構造通りに日本語にすると「女性の様に着飾った」となります。このasは前置詞ですから、「前置詞+名詞」がセットになってます。as great dancersも「前置詞+名詞」です。また、asは場合によっては次の例文のように、接続詞になることもあります。
⊿自分がやりたい様にしなさい。
Do as you like.
このasは接続詞ですから、後ろにS+Vが来てます。でも、前置詞も接続詞も同じ「~の様に」の意味を持ってます。このasを使って出来上がっているのが「思う+何を+asどの様に」です。
あ、今日この子達が出演するFM 愛知の公開録音、「アスナル金山 presents BRIDGET × アスナルトレジャー」にはあたしも行こうと思ってます。みんなも是非見に来てくださいね!
さて、上の例文とのもう1つの違いがthink ofです。think of Aで「Aについて思う・考える」の意味の句動詞になってます。この of は「事柄・関連のof」と言って、aboutと同じで「~に関して」とか「~について」の意味があります。あ、句動詞を忘れた子はここで復習しておいてください。ということは、「AをBだと思う」は第5文型「思う+何を+どの様に」を使って表現して、think A to be Bでもthink of A as Bでもどちらを使ってもOKです。think of A to be Bのto beがあると硬い表現になるので、to beがない方が口語的です。言い換えると、「AをBの様に」を表現するのに「A to be B」型と「A as B」型の2つがあるってことです。
あ、think A as Bとかthink of A to be Bという表現はありません。ここら辺が言葉の融通の利かないところです。次回は「思う・考える」の意味で使える動詞を「A to be B」型と「A as B」型の2つに分類してみましょうね。
・Linda
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