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第2課 「文」(21)第5文型②

「やり直しの英文法」、第2課「文」の21回目です。前回から第5文型について講義しています。第5文型は「何を+どの様に」の構造をしています。そして、第5文型で使う動詞は次の4つにザックリと分けることができます。
する+何を+どの様に」
思う+何を+どの様に」
分かる+何が+どの様なことを」(知覚動詞)
させる+何に+どの様なことを」(使役動詞)
あ、「何+どの様」と「何+どの様なことを」と「何+どの様なことを」の3つは微妙に違ってはいるのですが、「」と「どの様」が共通なので、同じだと考えてください。
前回は、日米の文化的な考え方の違いが第5文型を分かりにくくしているという話をしたのですが、意味がよく分からないという質問がたくさんあったので、今回は具体的な例文を使って説明してみましょう。
ブリジットの曲を聴けば元気になるよ。
Bridget’s music makes you feel good.
日本語の方は、「自然に元気になる」と言ってますが、英語の方は「元気にさせる」と言ってます。それに、英語の方は主語がですから、「が人をある状態にする・させる」の構造をしていることが分かります。物が人をある状態にするなんて発想は、日本語にはありません。だから、第5文型は日本人には難しいのです。
それに、「ブリジットの曲は君を元気にさせる」という構造をした英語を「ブリジットの曲を聴けば(君は)元気になる」の日本語に和訳するのも結構骨が折れます。だって、「ブリジットの曲を聴けば」というのは条件文のはずなのに、ifはどこにも出てこないでしょ。日本語通りなら、英語はこうなってないといけません。
ブリジットの曲を聴けば元気になるよ。
If you listen to Bridget’s music, you will feel good.
ということは、「物が人をある状態にする・させる」という構造の英語を和訳するにはちょっとしたコツがあるってことです。これは絶対に覚えておいてください!これを覚えておけば、きっと幸せになれます。
条件=もしブリジットの曲を聴けば、君は元気になる。
If you listen to Bridget’s music, you will feel good.
原因=ブリジットの曲のお陰で、君は元気になる。
Thanks to Bridget’s music, you will feel good.
手段=ブリジットの曲を聴くことによって、君は元気になる。
By listening to Bridget’s music, you will feel good.
動詞は「する・させる」を「なる」に変換します。これは前に説明した通りで、欧米の「する・させる」の文化を、日本の「なる」の文化に流し込んでやるわけです。そして、物主語はどうすれば良いのかというと、「①条件」、「②原因」、「③手段」で訳出するのです。次に、物主語の代わりに人を主語にして訳し直します。大体、「何を+どの様に」の「何を」が人になっているので、それを主語にすると上手く行きます。
ね!第5文型は結構厄介でしょ!あ、あたしのお薦めのBridget’s musicは「Be All Right」です!これを聴くとあたしは元気が出てきます。是非一度聴いてみてくださいね。そして、今Bridgetは「TOAKI SUMMIT ’14」に出演するためにナガシマスパーランドに来ています。
Bridget08昨日はこれに乗ったそうです。あたしは高所恐怖症ですから、こんなRoller Coasterはゴメンです。
・Linda

2 Comments

  1. Chi wrote:

    ずっとこの「やり直しの英文法」は藪下先生が更新をされているものだと思っておりました。
    たまに来る違和感の謎が氷解しました。Lindaさんが書かれていたのですね。
    いつも楽しみに読んでおります。ありがとうございます。

    日曜日, 7月 27, 2014 at 1:25 AM | Permalink
  2. yabu wrote:

    第2課「文」の9回目から、あたしが書いてます。よろしくね!

    日曜日, 7月 27, 2014 at 12:30 PM | Permalink

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