第2課 「文」(16)第2文型⑧
「やり直しの英文法」、第2課「文」の16回目です。前から第2文型について講義してます。今回も「AはBの様に見える」のBが名詞の場合を考えましょう。前には、ここまでやりました。
⊿彼らは双子のようみ見える。
They appear to be twins.
They seem to be twins.
じゃあ、これと14回の時にやった例文とを比較してみましょう。「A=B」のBが形容詞angryの時は、be動詞の代わりにappearやseemを使うことができました。こんな具合です。
⊿彼らは怒っている。→怒っているように見える。
They are angry.(◎)
→They appear angry.(◎)
→They seem angry.(◎)
でも、「A=B」のBが名詞twinsの場合にはbe動詞の代わりにappearやseemを使うことができません。つまり、こんな英語はありません。
⊿彼らは双子だ。→双子のようみ見える。
They are twins.(◎)
→They appear twins.(×)
→They seem twins.(×)
つまり、「A=B」のBが名詞の場合にはseemやappearは「~to」の助動詞として使わないといけないわけです。
⊿彼らは双子のようみ見える。
They <appear to> be twins.
They <seem to> be twins.
ここで次の様な質問が出てくるはずです。つまり、こんな表現もあるのかなあと思うはずです。
⊿彼らは怒っているように見える。
They <appear to> be angry.
They <seem to> be angry.
そう!「A=B」のBが形容詞の時にもseemやappearは「~to」の助動詞として使えるのです!つまり、seemやappearには、be動詞と入れ替え可能な自動詞としての使い方と、「~to」の形にして助動詞としての使い方の2通りが出来るということです。そして、「A=B」のBが形容詞なら、2通りの使い方ができるわけですね。
まとめておくと、次のようになります。
・Bが形容詞の場合、「自動詞 seemやapper」としても、「助動詞 seem toやappear to」としても使える。
・Bが名詞の場合、「助動詞 seem toやappear to」としてしか使えない。
あ、これはまだちょっと早いので分からなくても良いのですが、seemやappearには3つ目の使い方というのがあります。
⊿彼らは怒っているように見える。
It appears that they are angry.
It seems that they are angry.
Itは形式主語、that以下が本当の主語です。つまり「それは見える・思える」と言っておいて、具体的に「それ」というのはthat以下だという構造です。はい、もう忘れてしまってもかまいません。あ、次の例文の構造が分かりますか?
⊿Ryoの身体が消えてしまったように見える!
Ryo’s body appears to have vanished!!
appear toが助動詞だと分かれば、この英語は簡単です。だって、動詞 has vanishedの直前に助動詞 appear toを入れれば良いのですからね。当然、助動詞の直後は原形になりますよ!次回は look の使い方と比較してみましょう。
・Linda
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