Weblioの例文は信用できない!?
授業の準備でたまに使うサイトに「Weblio」というネット辞書があるのですが、ここの英文の精度は低すぎますね。fail toの例文を調べていたらこんなのがありました。情報源はTanaka Corpusって書いてあります。
⊿転んでひざを擦り剥かないようにしなさい。(×)
Take care not to fail to fall over and skin your knee.
まず「転ばないように」なら、今授業でやっているnot to fall over、in order not to fall over、あるいはso as not to fall overを使えばよいわけで、fail toなんて必要ありません。もしfail to があると、意味が全く逆になります。前にこんな問題をやりましたね。
⊿約束の時間までに必ずここに来てね。
Don’t fail to come here by the appointed time.
=Be sure to come here by the appointed time.
これを見ても分かるように、fail toを否定すると「必ず~する」になるのですから、not to fail toも「必ず~するために」になるのですよ。だからweblioの和訳を訂正するとこうなります。
⊿必ず転んでひざを擦り剥くように注意しなさい。(◎)
Take care not to fail to fall over and skin your knee.
このTanaka Corpusって一体何なのでしょうかね?あ、今日もブログはお休みです。
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