Skip to content

三塁手さんからの質問

<質問>
初めまして。どこで質問していいのかわからずここで質問させて下さい。  Forest の名詞構文の説明で足りないと感じて名詞構文について調べていたのですが、詳しい説明がされていて、とても助かりました。  それで少し疑問に思ったのですが、講義ノート181の所に『自動詞は受け身にはならないので、by himが「意味上の主語」になることはありません』とあるのですが、講義ノート182の所には『(文)の動詞が自動詞で、それを名詞表現にするとき、③(文)の主語が人称代名詞なら「意味上の主語」は指示代名詞の所有格か「by+代名詞」』とあります。  これはどういうことなのでしょうか?
それと、他動詞の名詞構文に意味上の主語を付けるときは、所有格を付ける場合とbyを使う場合の2つがありますが、この2つの使い分けはどうしたらいいのでしょうか?基本的にどのような場面でも自由に使っていいのでしょうか?それとも何か制限がありますか?   よろしくお願いします。
<回答>
三塁手(third baseman)さん!ご指摘ありがとうございました。これは薮下のボンミスで、同じ形式の説明を繰り返したかったので、コピペをして必要な箇所を書き直したのですが、「by+代名詞」を削除し忘れておりました。そうしないと、講義ノート181の内容と祖語を来すことになりますよね。謹んで削除、訂正させていただきました。
さて、意味上の主語の「所有格」と「by+(代)名詞」の使い分けですが、どちらも正しい表現で、意味内容に違いはありません。大学入試レベルの英語では、どちらを使ってもかまいません。でも、相違点をあえて指摘すれば、「by+代名詞」はとても子供っぽい稚拙な表現なので、教養のあるネイティヴ・スピーカーならば十中八九「所有格」の方を使います。
彼が新しいウィルスを発見したこと
his discovery of a new virus←一般的
the discovery of a new virus by him稚拙な表現
あ、「by+代名詞」は幼稚ですが、「by+固有名詞」なら大人の表現になります。
山内博士が新しいウィルスを発見したこと
the discovery of a new virus by Dr. Yamauchi
どうしてかというと、「所有格」よりも「by+名詞」を使う方が、「意味上の主語」が強調されるからだと思われます。だから、by Dr. Yamauchiとやると「新しいウィルスを発見したのは他ならぬ山内博士なのですよ!」くらいの意味が表現できます。でも、by himだと行為者を強調しているにもかかわらず、情報としてはあまり意味のないhimが来ているので、なんだかとってもアンバランスな感じがしてしまうわけです。
三塁手さん(third baseman)!また変なところを見つけたら、遠慮なくコメントしてくださいね。薮研の精度は君たちに支えられています。皆で良いreferenceにしてゆきましょう!

2 Comments

  1. ? wrote:

    夜遅くにすいません。
    ある英作の問題集なんですが…
    ~姉がダンスのコンテストで優勝できたと聞いて、とても嬉しいです~と言う文なんですが
    私はI’m very happy to hear my sister winning the dancing contest.としたのですが答えはthat節を使っています。この場合の答えで(優勝できた) という過去?の意味は含んでいますか?一応、知覚動詞は分かったのでingで勝った状態が続いていると表現したいのですが…検討お願いします。

    土曜日, 4月 6, 2013 at 1:32 AM | Permalink
  2. yabu wrote:

    クエスチョン君!久しぶりですね。ご質問の知覚動詞hearの使い方ですが、「勝った状態が続く」というのはあり得ません。なぜならwinはその動作が一瞬で終了する「瞬間動詞」だからです。ですから、winはその状態がしばらく続く「状態動詞」ではありません。このことについては以前ここ(http://blog.meigaku.ac.jp/yabu/?p=3530)で勉強しました。一度参照しておいてくださいね。
    ⊿姉がダンスのコンテストで優勝できたと聞いた。
    I heard that my sister won the dancing contest.
    =I heard of my sister[‘s] winning the dancing contest.
    ということは、「hear that~」や「hear of~」を使うと、「~という事実を人から伝え聞く」の意味になります。あ、「~という事実」がいつも「過去の事実」というわけじゃなくて、「未来の予想」でもかまいません。「ダンスのコンテストで優勝した」というのがたまたま「過去の事実」なわけです。だから、こんなのも可能です。
    ⊿姉は来月アメリカに行くと聞きました。
    I heard that my sister is going to America next month.
    一方、クエスチョン君がやったhear+O+Cingを使うと、「今目の前でOがCしているのを聞く」の意味になります。
    ⊿姉が歌を歌っているのを聞いた。
    I heard my sister singing a song.

    土曜日, 4月 6, 2013 at 9:22 AM | Permalink

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*