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森田君の挑戦(22)

<問題>
1994年度・京都大学

雨は降らなくても降りすぎても災いを招く。天気予報という言葉さえなかった時代、先の天気は自分で判断するしか術がなかった。だから人々は真剣に空を眺め、風邪を読んだに違いない。天気に関わる言葉が豊かなのは、そのせいだろう。

<答案>

Too much rain and too little rain are harmful. When there were not the word weather forecast, people were obliged to rely on their experiences in order to forecast the weather.  So people looked at the sky seriously and judged the wind. So there are a lot of words about weather.
<読者への挑戦>
赤い部分の英語が間違っています。さて、どうしてそれが間違っているのか、またどうすれば正しい表現になるのかを考えてみてください。
<添削>
これは前にもやった問題なのですが、別の「森田君」の答案を借りて補足説明をしておきます。あ、これが本当の「森田君」の答案で、前のは「山本君」でした。実は、京大の過去問で英作文を勉強している子の英語をいくつか見てるのですが、いつもその中から勉強になる答案を1つ選んで解説しています。今回は「森田君の挑戦(17)」で説明足らずになってしまっていた部分を補っておこうと思います。
the word weather forecast
前のところではthe word(s) “weather forecast”と書いただけで、説明がとっても中途半端でした。ごめんなさい!先ず、the words じゃないといけません。なぜなら、weatherとforecastで2語なのだから、複数形のwordsじゃないといけません。もし、the word じゃなくてthe phrase (語句、言い回し)を使うなら単数形でOKです。
そして、次に、引用符をつけなければなりません。引用符を付けるのは次の様な場合です。
・直接話法の発話引用
・書籍、記事、章、会議などのタイトル
・専門用語、特殊用語
・定義
・外来語
・普段は使わない特殊な用法
・皮肉
ここでは「天気予報」という専門用語のことだと考えられるので、引用符で挟みます。赤本も、ちゃんとこの通りの模範解答を載せてはいるのですが、解説でそのことには言及してはおらず、特に引用符の使い方が分かってないとちょっと気持ちが悪いと思い、あえてここで説明することにしました。

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