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菅野君からの質問

<質問>
「指示通りにやれば点数が上がるよ!」みたいな日本語を形式主語を使って次の様に英語にできますか?
It will lead to a high score that you obey the directions.
<回答>
菅野君!お待たせしました!あ、名前を出しても良かったでしょうかね?ま、君のことだからそんなことなんて全く気にしないとは思います。さて、形式主語のIt~that・・・ですが、残念ながら菅野君がやってる様には使えません。正しい英語にするとこうなります。
指示通りにやれば点数が上がります。
Obeying directions will lead to a high score.
なぜかというと、形式主語のItと真主語thatのセットは使えるパターンが決まってます。だから、とにかく長い主語なら何でもItにして後ろに回せばよいというわけではありません。使えるパターンはだいたいこんな具合です。
①It is+形容詞 that文(べきshouldを含む)
彼がそう思うのも当然だ。
It is natural that he should think so.
②It happens that文=「偶然~する」
僕はたまたま帰り道で彼に会った。
It happened that I met him on my way home.
③It goes without saying that文=「~は言うまでもない」
運動が健康に良いのは言うまでもない。
It goes without saying that exercise is necessary for good health.
④It occurs to人that文=「人に~という考えが思い浮かぶ」
昨日彼女を見かけたことをふと思い出した。
It occured to me that I saw her yesterday.
*「という」がありますが、同格ではありません。
なぜ形式主語のItが使えるパターンが決まっているのかというと、形式主語のItには役割が2つあって、1つは「長い主語を後ろに回して文のバランスをとること」、もう1つは「当然だ」とか「偶然だ」とか「言うまでもない」などの青い部分を強調すること」です。特に2つ目がとてっても大切で、主語を犠牲にしてまで青い部分を強調しているのですから、そんな表現がたくさんあるわけがないのですよ。

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