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Z社長からの質問

<質問>
先生、お久しぶりです。 たいした質問ではないのですが、お付き合いいただけたらと思います。

(2)一カ月を分割して考えるときも、日本のように上旬、中旬、下旬などという分け方はせず、第一週、第二週というような言い方をする。
2008年度 九州大学 第4問  
以下は、赤本が示す模範解答です。  
When people divide a month into smaller parts, they do not divide it as is done in Japan: they do not divide it into three parts, namely, the first ten days, the second ten days, and the last ten days; rather divide it on a weekly basis and call the smaller parts the first week, the second week, and so on.  
僕が疑問に思ったのは、「上旬、中旬、下旬」を「the first ten days, the second ten days, and the last ten days」としているところです。この模範解答に従うと、一ヶ月は30日間で構成されていることになります。しかし、ご承知の通り一ヶ月が31日間ないしは28日間で構成されている月もあります。このように、常識にやや反している表現を用いても大丈夫なのでしょうか?
<回答>
Z社長!本当に久しぶりですね。英語の質問に「すごい質問」 とか「大したことのない質問」なんてありません!だから、とにかく変だな?!と思ったら質問してくださいね!Z社長ならいつでも大歓迎です。
さて、ご質問の「月の上旬、中旬、下旬」の言い方ですが、この問題文の中でも言っているように、英語文化圏では1ヶ月を3つに分けて上旬、中旬、下旬なんて言う習慣はないので、元からそんな英語はないのです。それをあえて英語にしているわけですから、かなりいい加減な表現になるのも仕方がありません。ですから、赤本がやっているように、the first ten days、the second ten days、the last ten daysと言ってもかまいません。他にも、the early part of the month、the middle part of the month、the last part of the monthという表現もあります。あ、もうちょっといい加減に「今月初め頃」「今月の中頃」「今月の終わり頃」ならat the beginning of this month、in the middle of this month、at the end of the monthと言います。

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